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Microsoft、新元号“令和”対応パッチを「Windows 10 バージョン 1809」にも提供

“Windows Update”を手動チェックしたユーザーだけに配信されるオプションパッチ

「Windows 10 バージョン 1809」および「Windows Server バージョン 1809」向けの更新プログラム「KB4501835」

 米Microsoftは5月1日(現地時間)、「Windows 10 バージョン 1809」および「Windows Server バージョン 1809」向けの更新プログラム「KB4501835」を公開した。本更新プログラムを適用すると、システムが新元号“令和”をサポートするために必要なレジストリやフォントのアップデートが行われる。また、改元に伴う既知の不具合も解消される。

 同社は4月下旬より、Windowsを新元号“令和”に対応させる更新プログラムを実稼働環境向けにリリースしているが、「Windows 10 バージョン 1809」と「Windows Server バージョン 1809」向けのパッチはまだ公開されていなかった。今回のリリースにより、サポートされているすべてのバージョンのWindowsで改元対応のパッチが出そろったことになる。

 なお、本更新プログラムは“Windows Update”を手動でチェックしたユーザーだけに配信される“オプション”パッチだ。更新プログラムをいち早く適用したいユーザーや、パッチの導入テストを先行して行う必要のあるシステム管理者でなければ、無理に適用する必要はない。トラブルを避けたい場合は、自動配信の開始を待つのが得策だろう。