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Windows Server 2019で“ファイル オンデマンド”をサポート ~OneDriveの8月更新

“Microsoft Azure”の“Windows Virtual Desktop”環境に最適

“Microsoft Tech Community”でのアナウンス

 米Microsoftは9月3日(現地時間)、2019年8月に導入された「OneDrive」サービスのアップデート内容を明らかにした。デスクトップ向けの同期クライアントでは、Windows Server 2019で“ファイル オンデマンド(Files On-Demand)”がサポートされている。

 “ファイル オンデマンド”は、クラウドファイルのメタデータだけを「エクスプローラー」にマッピングしておき、ファイルを閲覧・編集するなど、必要になって初めてファイルの実体をダウンロードする機能。「OneDrive」全体やフォルダーを選択して同期するのと異なり、初回の同期処理にかかる時間を短縮できるのと、ローカルストレージの空き容量を節約できるのが魅力だ。

 “Microsoft Azure”で展開されているデスクトップ・アプリ仮想化サービス“Windows Virtual Desktop”での利用に適しているという。

 そのほかにも、“OneDrive”と“SharePoint”に保存されているOfficeファイルにコメントをつける機能が拡張され、どの種類のファイルに対してもコメントを残せるようになった。ユーザーに“@メンション”で通知を送ることも可能。Web版で組織内の関連ファイルをサジェストする“Popular Around Me”ビューや、Web版「PowerPoint」で特定のスライドへの共有リンクを作成する機能などもアナウンスされている。