いまさら聞けないExcelの使い方講座
Excelでタスクが完了したら完了日を自動入力できるタスク管理表を実現!
2025年5月12日 06:55
関係者が閲覧する進捗管理表などでは、タスクを完了したタイミングで、自動的に完了日を記録できたら便利だと思いませんか? 完了したことがひと目で確認できて関係者との情報共有がスムーズになるほか、いつ作業が終わったのかが明確になるので、振り返りや業務改善にも役立ちます。
仕掛けは単純で「チェックがONかどうか?」を判定して、TODAY関数を利用するだけです。しかし、TODAY関数はファイルを開いた時点で結果が更新されるため、「値」として固定する必要があります。
今回は、効率良く日付を入力するテクニックをいくつか紹介します。ひと手間かかりますが、「yyyy/mm/dd」や「mm月dd日」のような形式で手入力するよりは簡単です。
チェックのON/OFFを判定する
チェックボックスをONにした時、セルの値が「TRUE」となることを利用します。IF関数を使って、「TRUE」なら、TODAY関数を入力、そうでないなら空白("")を表示させます。数式を入力した時点では、チェックボックスはOFFなので、何も表示されません。
TODAY関数で入力された日付を固定する
TODAY関数は“今日”の日付を結果として表示します。つまり、現時点で今日の日付が表示されていても、明日ファイルを開き直したら更新されてしまうわけです。今回の目的は、完了日を自動入力することなので、更新されてしまっては困りますよね。[F2]キーを押して編集状態にし、そのまま[F9]キーと押せば、関数の結果が固定された値に変わります。
コピーしてから「値」として貼り付けても構いませんが、数式から値へ変換できる[F9]キーを覚えておくと便利です。例えば、CONCAT関数などを使って文字列連結した後に、値へ変換する作業などにも使えます。
ショートカットキーで本日日付をすばやく入力する
関数を利用した後に変換するのが面倒に感じる場合は、ショートカットキーを使うのもおすすめです。[Ctrl]+[;]キーで今日の日付を入力できます。チェックボックスとは連動しませんが、日付を手入力するよりも簡単です。
チェックと連動させたいなら関数+固定、手動入力が中心ならショートカットといった使い分けができます。