いまさら聞けないExcelの使い方講座
Word文書で小学生には読めない漢字だけにルビを付けたい! 自動判定させる方法
2025年10月14日 06:55
パソコンで文字を入力する際、ひらがな入力から漢字へ変換、確定といった一連の操作に悩むことはないでしょう。近年では漢字変換の性能も上がり、連文節の変換による変な日本語も生成されなくなりました。
その結果、読めるけど書けない漢字が増えてしまったりするのですが、それはさておき、読めない漢字にふりがなを付ける「ルビ」の機能はご存じでしょうか?
該当の漢字を選択して、[ホーム]タブにある[ルビ]をクリックするだけと操作は簡単ですが、1つずつルビを付けていくのは、非常に手間がかかります。
文章を全選択して設定した場合、カタカナや送り仮名まで振られてしまうこともあり、その都度修正する必要があります。そもそも、すべての漢字にルビを付けなくてもいいのでは? という疑問もあり、すると今度はルビを付ける基準に悩んでしまいます。
常用漢字には振らない、小学校高学年までに習う漢字には振らないといった基準が考えられますが、ぱっと見で該当する漢字かどうかを判断するのは難しいでしょう。今回は、Wordの設定でルビを付けるべきかどうかを教えてくれるチェック機能を紹介します。
[漢字レベル]を設定する
[漢字レベル]は[Wordのオプション]から設定画面を呼び出して設定します。設定後は基準に該当する漢字に青い二重下線が自動的に表示されます。注意喚起のためのマーカーなので、印刷には影響しません。ルビの機能をよく使う場合は、設定したままにしておいてもいいでしょう。
なお、文字の入力や削除をすると、青い二重下線が消えることがあります。少し待つと再表示されるので、見逃さないように注意してください。
ルビを設定する
ルビの設定方法は冒頭で紹介した操作と同じです。該当の漢字をクリック、または選択して[ホーム]タブの[ルビ]をクリックします。なお、漢字にマウスポインターを合わせるとチェックされていることを確認できます。
行間を調整する
ルビを付けると、不自然に行間が広がってしまうことがあります。行間が[1行]に設定されている場合に起こる現象です。任意のポイント数で行間を設定しておくといいでしょう。文字のポイント数より、7~8ポイント増やす程度が目安です。なお、ルビのサイズを小さくしてバランスをとる方法もあります。
ルビの基準は、標準で[チェックなし]となっているので、[常用漢字]などに設定しておき、むやみに難しい漢字を使っていないかどうかをチェックしてもいいでしょう。