窓の杜とぴっくす
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• 「CyberKit」v2.2 でネットワーク状態を調べよう (3/17/97)

  CyberKit Ver2.2

  窓の杜の表示が遅い，ダウンロードが妙に遅い，…あなたは簡単に諦めていないだろうか。そんなときは PINGや TRACEROUTE で原因を調べてみよう。PING はある決まった量のデータ(パケット)を相手サーバに送り，サーバが返事をするまでの時間を表示するコマンド。コウモリの超音波みたいなものだ。これでネットワークが生きているかどうかと，サーバからの反応の速さがわかる。TRACEROUTE はパケットを送って，経由する中継サーバとその数，かかる時間を知るコマンドだ。これらによってネットワークのどこがネックになっているかを推定できるのだ。これらは Win95 にも標準でついているが，文字ベースなので初心者には使いにくい。そこでお薦めなのがこの「CyberKit」だ。このソフトは PING, Traceroute の他，NSLOOKUP (IPアドレスからDNSアドレス名を調べたり，その逆をする), WHOIS (ドメイン情報を調べる), FINGER (サーバのユーザ情報を調べる) といったコマンドを備えたソフト。オプション指定も簡単，入力はヒストリ付きなので，いつでも素早く調べることができる。結果をコピーすると日時も記されるので，ネットワーク管理者等にデータとして報告する場合に便利だ。メール到着チェッカやPPPダイヤラーなどちょっと便利な機能も備えている。ただ，WHOIS 等の日本語出力はJISコード未対応なので化けるのが残念。
  　プロバイダに文句を言う前に，本当にプロバイダが悪いのかどうか，調べてからにするのがネットサーファーの常識。あなたも「CyberKit」で賢いユーザーになろう。

  (Reported by thig@mars.dtinet.or.jp)

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