窓の杜とぴっくす | |
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こういったホームページをまがりなりにも主宰し運営しているおかげで,最近パソコン雑誌などから(いっちょまえに)取材を受ける機会が増えた。ありがたいことだと思う。そんなとき必ず聞かれるのが「普段お使いのソフトはなんですか?」という質問だ。確かに窓の杜では数百におよぶ優秀なソフトを紹介しているとはいえ,僕はすべてを常時使っているわけではないし,「いろんなソフトを見てきた人は本当は何がお気に入りなの?」という興味は皆さんお持ちなのかもしれない。
そこで,窓の杜スタッフが常時使っているソフトウェアを紹介してみようと思う。手前味噌で非常に恐縮だが,第一回は私ひぐちたかしの常用ソフトを謹んで紹介させていただきましょう。連載になるかどうかは不明ながら(^^;),他のスタッフやこの業界の著名人についても今後予定しているので,お楽しみに。
■デスクトップカレンダー
壁紙にカレンダーを描いてくれる,最近のお気に入りです。このソフトのおかげで今日が平成何年の何月何日なのか戸惑うことがなくなりました。慢性リソース不足に悩む僕には常駐しないのが嬉しいところ。壁紙を互い違いに敷き詰められるのもちょっといいっす。
■秀見え95
あらゆるソフトの「開く」ダイアログなどからファイルの中をすぐ閲覧できるソフト。必需品です。本来の使い方よりも,僕にとってはいろんなソフトでファイル指定するときに,そのファイルがそこに存在することが確認できるのが気に入っています。パスさえ正確にわかっていれば,どんなソフトを使っているときでも「開く」ダイアログ経由で他のソフトを起動できてしまうので,一種のランチャー代わりにしています。
■普通の時計
アプリ起動機能も備えたアラーム時計。忘れがちな昼食や夕食の時間を教えてくれます(笑)。でも忘れることもあるしあんまり意味無いか… 目覚まし時計みたいに何度も何度も注意してくれる機能がほしいところ。「デスクトップカレンダー」を午前0時に再起動させてます。
■秀丸エディタ
著名なテキストエディタ。学生の頃からずっとエディタは秀丸で,何度か浮気したものの結局秀丸に落ち着きました。DOSの頃に使っていたMIFES風にキーカスタマイズして使っています。最近秀丸を常駐させるようになったおかげで作業効率がグンとアップした気がします(その代わりリソースも食いますが)。窓の杜の Web コンテンツのほとんどは秀丸で作成しており,HTMLエディタは使用していません。アカデミックフリーなのをいいことに使い放題していましたが,この4月から僕も学生でなくなったのでようやく「出世払い」したところです。お忘れの新社会人の皆さん,お世話になったお礼はお早めに(^^;)
■AL-Mail
インターネットメールソフト。32bit化を待ち続けてはや1年? 3度にわたる Beckyへの移行の試みに失敗してしまい,もうこのまま AL-Mailと心中する覚悟です(笑)。まぁそれだけこの操作性が気に入っているってことの裏返しなんですけど。ATOK と同じで AL-Mail でないとダメな身体になっちまったです。慢性システムリソース不足の元凶はコレなんすが…(メールフォルダの数だけリソースを食いますから)。ちなみに今メールフォルダには 7000通ほどのメールを保管しています。これで2~3ヶ月分ですね。
■Microsoft® Internet Explorer
Webブラウザ。セキュリティ問題で騒がれているのは気になりますが,僕はローカルで Webを作成するためのブラウザとして使う時間が長いので,その点ではネスケより軽くていいんです。HTMLファイルに関連づけています。まぁ僕自身別に怪しいWebサイトにはほとんど行かないのですが,セキュリティが気になる見知らぬサイトに行くときはネスケを使います。ちなみに IE4.0 は入れていません(立場上,あまり特殊な環境にするわけにいかないもんで)。
■Netscape Communicator
Webブラウザ。Communicator 4.0 (PR3) と Navigator 3.01[ja] の両方を入れていますが, 4.0 PR3 を使うことの方が若干多いかな。ネスケは起動が重いのがちょっと不満で,常用はしていません。
■TeraTerm Pro
32bit な Telnet クライアント。窓の杜の FTP サーバが UNIX (BSDI BSD/OS) なのでメンテナンスには欠かせません。なんといっても Telnet クライアントとしては高速で軽くて快適ですね。そろそろ次のバージョンが出るはずなんで待ち遠しいです。Webの更新には TeraTermマクロを使っているのですが,TeraTerm Pro のマクロはまだ 16bit処理なせいか,マクロ実行中は他のタスクの動作が非常に重くなるのと,しょっちゅうメモリ不足で落ちるのが難点。
■WWatch
最近のメジャーアップデートで再び試用を始めたアンインストール支援ソフトです。いろんなソフトウェアの試用をしなければならないためアンインストール支援ソフトは僕には必需品です。もう少し操作がわかりやすく簡単になればいいんですけどね。
■CyberKit
Ping, Traceroute, Finger などの総合クライアントです。以前は WSPing32 を使っていましたが最近はこちらに乗り換えました。ネットワーク管理をしていれば必需品でしょう。常駐はさせていませんが,ネットワークがおかしいなと思ったらすぐこれを起動して原因を探るクセがつきました。Whois や NSLookUp が手軽に使えるのもいいですね。ただ日本語(JIS)対応でないのが最大の難点。
■FTP Explorer
海外製の FTP クライアント。僕はファイル操作はエクスプローラ派なので,FTP もやっぱりコレでしょう。日本語化モジュールも入れています。セッション間を超えたキャッシュ保存ができるので,オフラインに強く,フォルダを開きっぱなしでも平気なのがいいですね。FTP Explorer で作ったホストディレクトリのショートカットをスタートメニューに登録して一発で開いています。動作が完全マルチスレッドなのも嬉しいです。イライラすることがありません。ただし,実は1世代古いバージョン v1.00.002 を使っています。最新の v1.00.009 はしばらく使っているうちにディレクトリを開くのにやたら時間がかかるようになってしまったので,戻しました。原因は不明ですが,そんな話もほかではあまり聞かないので,僕の環境のせいなのかもしれません。
デスクトップ画面の左右両端によく使うプログラムのショートカットを置いています。
■Lhasa
圧縮ファイルの解凍ツール。とにかく一発で簡単に解凍できるのがいいですね。あまり細かいことはできませんが,とりあえずデスクトップに置いてます。アーカイバのメインツールは後述の Explzh ですが,Lhasaも何かと使う機会はあります。
■WWWC
Web更新チェッカ。窓の杜のソフト全部をまだ登録しきれていないのですが,これのおかげでかなりソフトの更新遅れが減りました。僕は個人的に今年上半期の「窓の杜大賞・管理人特別賞」をあげたいと思っているツールです。
■GetRight
ダウンロードレジューム (中断と再開) を実現するツール。httpで配布されている巨大なソフトを入手するときは,これを使います。レジュームできないサーバもかなり多いですが,MSのサーバは対応しているのでMS関係のソフトのダウンロードには必需品でしょう。ML情報などでダウンロードするファイルの URL がハッキリわかっているときも,いちいち重いWebブラウザを起動せずコイツでダウンロードしています。
■Explzh
ファイル圧縮・解凍をするアーカイバにはコレをメインに使っています (ZIP以外)。もちろん対応圧縮ファイルの拡張子の全てをこれに関連づけています。ちょっと起動が重いのが気になりますが,圧縮ファイルをフォルダのように簡単に使えるのはラクでいいですね。最近ページ違反で落ちやすくなってしまい,残念です。しかもどうやら僕だけの環境のせいらしくて一般的な現象ではないようなので,作者に対応してもらえそうにないのが悲しい…。(※この不具合は 4/25 の v2.23a へのアップデートで解消されました)
■ZipFolders
同じアーカイバでもZIPファイルを扱うときはコレです。昔のバージョンでは日本語環境ではファイルを壊す危険があったりして危なっかしくて使えなかったけど,最新版では日本語処理も(対応していないものの)危険ではなくなったので,とりあえずよく使うようになりました。通信ログなどデータファイルの圧縮には昔は LZH で保存していたのを,最近すべて ZIP に切り替えたのは,これの影響です。圧縮ファイルを完全にフォルダのようにシームレスに扱えるのがいいですね。ただしあまりにもシームレスすぎて,うっかりアーカイブの中を変更してしまわないよう気をつける必要はありますが…。WinZip はほぼ完全に使わなくなりました。
■エクスプローラ拡張メニュー
関連づけを拡張するのに便利ですね。同じ html ファイルでも Webブラウザで開きたいときもあればエディタで開きたいときもありますから。ソフトのインストールによって関連づけが勝手に変えられても,これで指定したものは影響を受けませんし。ただし最近 HDD増設などで Win95をインストールし直したのですが,せっかく拡張した関連づけ情報がすべてクリアされてしまい,がっくりです。設定した情報の保存と再読み込み機能がないと本格的には使えないですね。
■秀Term Evolution
商用パソコン通信ネットを巡回するときの通信ソフトです。一時期 NIFTY専用 とか PC-VAN 専用の GUIソフトを試したりしましたが,どうも融通が利かないのでこれに戻りました。PC-VAN へのアクセスは「秀Term用 PC-VANオートパイロットスクリプト」を自分でかなりカスタマイズ(というか改造)して使っています。某SIGのサブオペをやっているので ID を使い分けるために改造の必要があって,またサブオペの仕事は GUI ソフトじゃできないんですよ。 地元の草の根ネット巡回にも共通して使えますし。 Evolution になってからログが見やすくなり初心者にも受け容れられ易くなったようですが,ログブラウザに SHOWPC を使っている僕には不要な機能追加でした(^^;
■SHOWPC for Win32
昔からお世話になっているフリーな通信ログブラウザです。*.log という拡張子に関連づけています。AL-Mailの保存メールファイルと相性がいいですし,あいまい検索も高速なのがいいですね。レス支援機能も僕は使っていますが,初心者にはちょっととっつきにくいのが難点でしょうね。
■PDIC for Win32
海外サイトをみてまわったり海外ソフトの添付説明書を読む時などには必需品の英和辞書です。向こうの作者につたない英文を書くときも和英辞書になってくれます。いろいろと盛り沢山の高機能なのだけど,使いこなしているかというと実際は単純な検索機能しか使っていなかったりしますので(苦笑),小さくてシンプルなサブセット版のようなものが欲しい気もします。まぁ贅沢な要望ですね。
■PaintShop Pro
画像処理に使っているペイント系画像ツールです。Photoshop と比べたらそりゃあまり芸の細かいことはできませんが,Webに載せる画像のキャプチャや縮小,減色,修正やレタッチにはそこそこの機能を発揮してくれます。まぁ全ての機能を使いこなしているとは言い難いですねぇ。
■IrfanView32
画像ファイルの表示ソフト。ほとんどの画像ファイルの関連づけはこれに設定しています。フリーだし,起動や表示がとにかく速いのが快適ですね。ただし多数のファイルの一覧の必要がある時には Susie32 を使っています。
■GIX Pro
画像ファイルの形式変換に使っています。ほとんどが BMP から GIF への変換の時に使っているのですが,起動もさほど重くはないし,GIF透明化も簡単でいいですね。v2.10からサポートされた一括変換機能は,しょちゅう使う機能ではないものの待ち望んだ機能追加で嬉しかったですね。
■KH Icon Extractor
唯一,自分で常用しておきながら窓の杜にまだ掲載していない(forestサーバには登録されている)ツールです。プログラムアイコンを抽出するフリーソフトなのですが,VB4.0製で重いんですよ。またフルカラーの BMP か ICO 形式でしか保存できないのも残念なところ。BMP から GIF への変換と減色は,それだけのために GIX Pro を使っています(苦笑)。しかしとにかく 32bitなのでどんなソフトからもアイコンを抽出できるし,フリーなのはいいですね。