定番テキストエディター「EmEditor」v17.0が公開

「EmEditor Professional」のv17.0.0

カーソル位置とブックマークを保存する機能が改善

　米Emurasoft, Inc.は19日（日本時間）、定番テキストエディター「EmEditor Professional」v17.0.0を公開した。今回のアップデートでは、カーソル位置とブックマークを保存する機能が改善されたほか、起動が高速化している。

　カーソル位置とブックマークを保存する機能は従来、“最近使ったファイル”として保持されているファイルにのみ有効だったが、本バージョンから保持する日数を指定（最大30,000日）できるようになり、ブックマークは無期限に保持することが可能になっている。また、［カーソル位置とブックマークを保存する］オプションが［カスタマイズ］ダイアログの［ファイル］画面から［履歴］画面へ移動した。

“履歴のクリア”機能でクリアする情報の種類をダイアログで選択できるように

　さらに、“履歴のクリア”機能で“最近使ったファイル、カーソル位置とブックマーク”や“最近使ったフォルダ”など、クリアする情報の種類をダイアログで選択できるようになった。また、検索ダイアログの検索文字列の履歴を置換ダイアログと同期する設定が追加されたほか、置換ダイアログで検索文字列と置換後の文字列の同期をON/OFFすることが可能になっている。

検索ダイアログの検索文字列の履歴を置換ダイアログと同期する設定

置換ダイアログで検索文字列と置換後の文字列の同期をON/OFF可能に

“折り返し”関連ボタンのツールチップで折り返す文字数を表示

　そのほか、ツールバーの“折り返し”関連ボタンのツールチップで折り返す文字数を表示できるようになるなど、使い勝手を向上する多くの改善が施されている。

　「EmEditor Professional」は、64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1/10およびWindows Server 2008/2012に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。価格は、1年間の無償バージョンアップが可能な通常ライセンスが4,800円（以降のバージョンアップには年額2,400円の“保守プラン”の購入が必要）、アップデートの提供期間に制限のない永久ライセンスが18,000円となっている。30日間の試用が可能で、試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用できる。