巨大なファイルをより高速に扱える64bit版が追加された「IrfanView」v4.40

「IrfanView」v4.40

　定番の画像ビューワー「IrfanView」の最新版v4.40が、7月31日に公開された。最新版では64bit版が新たに追加されたほか、さまざまな機能が追加されている。また、同ソフトのプラグイン集「IrfanView PlugIns」も最新版に対応するものが公開されている。

　追加された64bit版では、2,500万画素を超えるような大きな画像イメージをより高速に扱うことができる。なお、プラグイン集も64bit版「IrfanView」向けのものが公開されているが、一部の機能に制限があるという。

　また、アニメーションPNGの再生に対応したほか、［Ctrl］＋［Shift］キーに［+］または［-］キーを組み合わせることで、GIFアニメやアニメーションPNGなどの再生速度を調節する機能も追加されている。

［Zoom box］では直接倍率を指定することも可能

　さらに、ツールバーに拡大・縮小の倍率を選択すると画像の表示倍率を変更できる［Zoom box］プルダウンリストが追加された。表示倍率の表示部分に直接倍率を入力して指定することも可能。

　加えて、画像ファイルからExif情報が取得できる場合、そのデータを元にカーソルキーなどで画像を切り替える順番を変更できるようになった。また、EXE/DLLファイルにビットマップやマウスカーソルの画像が含まれている場合、抽出して表示することが可能になっている。

EXEファイルの中に含まれていたビットマップ画像を表示

テキストファイルを表示する際のフォントを変更できる

　そのほか、テキストファイルを読み込んだ時のフォントが変更可能になった。また、ウィンドウ位置を指定するオプション追加といったコマンドラインの改良が行われるなど、多数の機能追加が施されている。

　なお、セットアップの際に「Amazon 1Button App」の追加などの可否を尋ねられるようになったが、チェックボックスをOFFにすることで回避できる。

　本ソフトは、64bit版を含むWindows 95/98/Me/NT/2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/10に対応しており、個人での非商用利用や教育機関などでの利用に限り無償で利用可能。現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。