Windows Update後の自動再起動を防げる「Windows10 設定変更ツール」

「Windows10 設定変更ツール」v1.0

　「Windows10 設定変更ツール」は、Windows 10の“Windows Update”、“自動メンテナンス”および“コルタナ”の設定を変更するためのツール。64bit版を含むWindows 10に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

　Windows 10が“Windows Update”の適用後、勝手に再起動して困るという声が最近よく寄せられている。これはアップデートの当たっている環境と当たっていない環境が混在する“断片化”を防ぎ、“Windows Update”絡みのトラブルを軽減するとともに、ユーザーの環境を安全かつ最新に保つための措置ではあるのだが、目を離したすきにOSが勝手に再起動され、作業内容が失われれば、怒りを覚えるのも無理はない。

　実は「Windows10 Anniversary Update」以降の環境でも、“グループ ポリシー”やレジストリの編集で“Windows Update”後の自動再起動を無効化することは可能だ。しかし、前者は“Pro”以上のエディションに限られるし、後者は最悪の場合システムを破壊する恐れがあり、初心者にはお勧めしがたい。

　そこで開発されたのが、「Windows10 設定変更ツール」だ。本ソフトを利用すると、ラジオボタンを切り替えるだけで“Windows Update”の設定を手軽に変更することが可能。自分の利用状況にあった設定に変更すれば、“Windows Update”でストレスを感じることもなくなるだろう。

　本ソフトではそのほかにも、スケジュールされた時刻にソフトウェアの更新やセキュリティスキャン、システム診断を行う“自動メンテナンス”機能を無効化したり、音声アシスタント“コルタナ”を無効化する機能を搭載している。これらの機能は基本的に有効化しておいてよいものだが、環境によってはパフォーマンスや安定性に悪影響を与えることもあるといわれている。もしトラブルに悩まされているなら試してみてもよいだろう。