REVIEW(10/04/20)

Windows 7のタスクバープレビューへ統合可能な仮想デスクトップソフト「Dexpot」

3Dアニメーションによるデスクトップの切り替えも可能

「Dexpot」v1.5「Dexpot」v1.5

設定画面設定画面

 「Dexpot」は、同梱のプラグインで機能拡張が可能な仮想デスクトップマネージャー。64bit版を含むWindows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7に対応するフリーソフトで、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。

 本ソフトは、多機能な仮想デスクトップソフト。20個までの仮想デスクトップに対応しており、タスクトレイアイコンの右クリックメニューやホットキーでデスクトップを自由に切り替えられる。タスクトレイアイコンをダブルクリックすれば、全画面表示ですべての仮想デスクトップをタイル表示して、そこから任意の仮想デスクトップを選択して切り替ることも可能。

 カスタマイズ機能も非常に充実しており、一般的な仮想デスクトップソフトが備える機能は一通り備えている。たとえば、任意のウィンドウをホットキーなどで指定したデスクトップへ瞬時に移動させたり、マウスカーソルをデスクトップ両端へ静止させることで次のデスクトップへ切り替えるといった動作も実現できるほか、仮想デスクトップごとに異なる解像度を利用することも可能。

 さらに、プラグイン機構を備えているのも特長で、同梱されているプラグインを利用して本ソフトの機能を拡張できる。たとえば、“Dexcube”プラグインを利用することで、仮想デスクトップを切り替える際に3Dアニメーションのエフェクトを利用可能。デスクトップ全体が反転したり、サイコロのように回転するといったエフェクトが全4種類用意されており、切り替えエフェクトの細かな挙動もカスタマイズできる。

 プラグインのなかでも、Windows 7ユーザーに便利なのは“SevenDex”だろう。本プラグインは、タスクボタンのライブプレビューで仮想デスクトップを切り替え可能にするもので、サムネイル上へマウスカーソルを移動させると、一般のウィンドウのようにリアルタイムにデスクトップ上へ仮想デスクトップの内容が反映される。

“Dexcube”プラグインと“SevenDex”プラグインを利用した例(FLV形式)

 ただし編集部にて試用したところ、各仮想デスクトップへ異なる壁紙を割り当てた場合、正常に動作しない場合があることを確認した。

【著作権者】
Dexpot GbR
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7(64bit版を含む)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.5(09/11/13)

(柳 英俊)