Click Here
【Click Here!】
特集

第2回

オンラインソフト Windows 98 対応度チェック! 7/31版

(98/07/31)

 25日のWindows 98発売から一週間が経ち、オンラインソフトも正式にWindows 98対応を表明するソフトが増え始めている。前回の調査結果で紹介したソフトのように、Windows 98のβ版やRC版で対応検証作業を行い、いちはやく対応表明していたソフトも多かったが、製品版が出てからはその動きがより活発になってきている。

 窓の杜では、さっそく新たにWindows 98対応をうたったソフトを調査し、前回同様に次の3つのタイプにわけて紹介することにする。 (*)は窓の杜未収録ソフト。

  1. Windows 98の新機能に対応する機能を追加した「新機能活用タイプ」
  2. Windows 98で期待通りの動作をしなくなってしまい、その障害への対策をした「障害対策タイプ」
  3. Windows 98での動作を確認したという「動作確認タイプ」

1.新機能活用タイプ

 なし

2.障害対応タイプ

ペースター
【ペースターはダイアログの拡張機能が動作しなかった不具合を修正】
 Windows 98での障害対策をしたソフトとしては、例えば「PowerToysを日本語化する」がある。作者によるとPowerToysの各ツールのうち「Windows 98で標準機能として組み込まれたため無意味なツールと正常に機能しないものは、インストールされないように設定」し、さらに「Windows 98でレジストリ設定に不具合のでる症状の修正」をしたとしている。

 また「ペースター」は、作者によると「『ファイルを開く・保存する』の両コモンダイアログの拡張機能が Windows 98 で動作しなかった不具合を修正した」としている。

[Windows 98での障害回避をしたソフト]

3.動作確認タイプ

AirCraft 97
【AirCraft 97はタイトルバーのグラデーションを独自に実現していた】
 Windows 98での動作確認をしたというソフトは多い。なかにはWindows 98での動作には一部障害があるものの実用上問題がない程度なので、当面の対処法を提示したり、障害を承知の上で使ってほしいというソフトもある。「AirCraft 97」ではいままで独自にタイトルバーのグラデーションを実現していたが、Windows 98が新たに標準でグラデーションをかけるようになったため、設定によっては両者が干渉してタイトルバーの右端が白くなってしまう障害が発生してしまった。しかし、作者によると見栄えの問題で機能的な問題ではないので「設定を調整することで対処してほしい」としている。なお、「AirCraft 97」では、前述の障害対策を含め、Windows 98に対応した新バージョンを開発中とのことだ。

[Windows 98での動作確認を表明しているソフト]

 全体的に見ると、Windows 98の発売から一週間と間もないこともあり、いまのところは動作確認のみで済んでいるソフトが多い。新機能を組み込んだソフトや、致命的な障害や問題を抱えたソフトは目立たず、これは良くも悪くもWindows 98がWindows 95からそれほど大きく変わっていないということの証明とも言えそうだ。

 窓の杜では、今後もしばらくオンラインソフトのWindows 98対応状況に注目し、随時調査結果をお知らせしていく予定にしている。

■ Windows 98 オフィシャルサイト
http://www.microsoft.com/japan/win98/

前回の記事へ

[Reported by 齋藤 正穂 / 竹元かつみ / 日沼 諭史]

過去の特集へ トップページへ

Copyright(C), 1996-1998 Impress Corporation.
編集部への連絡は mado-no-mori-info@impress.co.jp まで