“concon問題”でメールソフト「Becky!」などが対策
“concon問題”を回避するソフト「Decon」は新たな文字列に対応
(00/03/06)
Windows 95/98で“CON”や“PRN”など特定の存在しないファイルやフォルダにアクセスするとシステムがハングアップする“concon問題”について、メールソフト「Becky!」とHTTPサーバーソフト「AN HTTPD」が対策版をリリースするなど、オンラインソフト側で対策する動きが出始めている。
「Becky!」は3日にv1.26.01をリリースし、“con”という名前のファイルが添付されたメールの受信時に添付ファイルの名前を自動で変更するなどの対策を行った。その後「Becky!」は“concon問題”の対策が不十分だったとして再度バージョンアップし、6日現在の最新バージョンはv1.26.02となっている。一方、HTTPサーバーソフトの「AN HTTPD」も5日に“concon問題”に対処したv1.26をリリースしている。
また、“concon問題”を回避するソフト「Decon」を公開している(株)テクノクラフトは、3日に「Decon」v0.1a Beta2をリリースし、アクセスするとWindowsに不具合が発生することが新たに判明した“CLOCK$”“LPT1”など合計25種類の文字列に対応した。
なお6日現在、マイクロソフト(株)は“concon問題”についてWebサイトで警告したり、アップデートパッチを配布するなどの対応は行っていない。
□窓の杜 - Becky! Internet Mail
http://www.forest.impress.co.jp/library/becky.html
□窓の杜 - AN HTTPD
http://www.forest.impress.co.jp/library/anhttpserver.html
□窓の杜 - 【NEWS】Windows 95-98の“concon問題”を回避する「Decon」v0.1
http://www.forest.impress.co.jp/article/2000/03/02/decon.html
(日沼 諭史)