窓の杜とぴっくす | |
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起動時に壁紙に直接カレンダーを書き込むだけなのでメモリ常駐ゼロなのが嬉しい「デスクトップカレンダー」だが, 最近のバージョンでは [前々月・前月・今月] [前月・今月・来月] といった前後3ヶ月までの併記にも対応し,一覧性が向上している。フォントも年月・曜日・日付で別々に指定可能となり,西暦表示に元号表示を添えることもできるようになった。さらにオマケオプションとして,壁紙表示を全体にしているとき,行または列の並びを半分ずらすことも可能だ(画面)。
ただ,7曜×4週表示の場合,月の並びは左や上からに固定されている。画面左下に今月が来るように [再来月・来月・今月] と表示させたいと思うのは筆者だけだろうか。縦または横1列表示だと位置指定を画面のどちらから指定するかで並びを変えられるのだが…。逆順オプションが欲しいところだ。また,元号併記は「1997年(平成9)4月」のようないくつかのパターンからの選択となるのだが,併記元号の数字には「年」がつかない。これは好みの問題なのだろうが,もっとこだわって欲しい気もする。こういった設定はドロップダウンリストから選択するだけでなく,Windows95 の [コントロールパネル - 地域のプロパティ - 日付] での設定のように,ユーザが自由に形式を設定できるとありがたいのだが。
現地時間で火曜日に米Microsoft社からデベロッパ向け公開となった InternetExplorer 4.0 Peview Platform。今回はフルパッケージで 20 MB (!) という巨大さもあって、本体パッケージのダウンロードまで面倒みてくれるインストーラをユーザにいったん拾わせてからセットアップさせるという手法を取っている。
ダウンロードサイト: http://www.microsoft.com/ie/ie40/download/
IE4.0 自体の評価はさておき、このインストーラ、複数のcabファイルに分割されたパッケージを順繰りに取得していき、ダウンロード中にコネクションが切れても途中からやり直せる(Smart Recovery)というスグレモノ、*らしい*。
しかしながら、
特に、後者はデベロッパ向け公開とはいえ致命的だ。ファイアウォール内であえぎながら開発をやっている人間もいるということをお忘れなく。また、単純にファイアウォール越えの可不可だけの問題ではなく、(仮にこれがHTTPによるファイル転送だとすれば)「Cache Now!」キャンペーンなどに代表される、Web用プロキシキャッシュを使ったネットワークトラフィック負荷分散の試みを無に帰しかねないようにも思える。せっかく自社ソフトを流通しやすくする仕組みがあるというのに、利用できなくするなんて...。
なんにしても、この大河ロマン的超巨大ソフトをダウンロードせんと押し寄せるユーザで、各サイトはとうぶん De-Activate されそうだ。現在公開されているパッケージは英語版で、日本語環境にインストールするとメニュー類の文字化けをはじめ,かなりの不具合が出るとの報告もある。日本のユーザはお茶でもすすりながら優雅に,来週リリースと噂の国際化されたバージョン公開まで待つことをお勧めする。