第4回将棋電王トーナメントで3位を獲得した「真やねうら王」が公開。スマホでも動作

「真やねうら王」を「将棋所」で動作させた様子

　“第4回 将棋電王トーナメント”で3位を獲得した将棋AI「真やねうら王」の実行ファイル、評価関数ファイルおよびソースコードが、14日に公開された。現在、“GitHub”のプロジェクトページから無償でダウンロード可能。

　「真やねうら王（やねうら王2016 Late）」は、将棋思考エンジン「やねうら王」シリーズの最新版。将棋ソフト「NineDayFever（NDF）」の学習メソッドを採用したほか、機械学習のパラメータ最適化を行うライブラリ「Hyperopt」による調整を施したことにより、強豪将棋ソフト「技巧」の2015年版を上回る棋力を実現しているという。

　「真やねうら王」は通信プロトコル“USI（Universal Shogi Interface）”に対応しており、「将棋所」などの“USI”対応のGUIソフトで動かすことが可能。64bit版Windows上で実行ファイル、定跡データベース、評価関数をマニュアル通りに配置し、GUIソフトへ登録して利用しよう。また、Android向けの将棋アプリ「ShogiDroid」を利用して動かすこともできるという。