NEWS（09/10/29　17:11）

　独立行政法人 情報処理推進機構（IPA）は28日、中小企業で働く上で起こりうるセキュリティに関する事例を疑似体験しながら正しい対処法を学べるソフト「5分でできる！情報セキュリティポイント学習」を公開した。Windows XP/Vistaに対応するフリーソフトで、現在同団体のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0 SP2以降と「Adobe Flash Player」v9以降が必要。

　「5分でできる！情報セキュリティポイント学習」は、同団体が今年3月に公開した自社のセキュリティ対策状況を点検できるチェックシート「5分でできる！自社診断シート」の内容を元に構成された、情報セキュリティについて学べるソフト。企業の分野や企業内での立場に合わせた全105個の学習テーマが用意されており、自分に合わせた学習テーマを選択して受講できる。

　学習テーマの内容は、昨今情報漏えい事件の相次ぐファイル交換ソフトの取り扱いをはじめ、ウイルス対策ソフトの導入やメールの誤送信防止といったパソコン作業に関するもの、重要書類の管理方法、守秘義務の徹底など多岐にわたる。

　学習方法は、まず学習テーマの内容に即した中小企業内で起りうる事例を再現ドラマを見ながら疑似体験し、最後に簡単なテストを実施する仕組み。約5分ほどで1つのテーマを学習できる。