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フェンリル、PPAPI版「Flash Player」に対応する「Sleipnir 4 for Windows」v4.3.12

「Google Chrome」用拡張をマウスジェスチャーやショートカットキーで実行可能に

「Sleipnir 4 for Windows」v4.3.12.4000

 フェンリル(株)は18日、同社製Webブラウザー“Sleipnir”の旧シリーズ「Sleipnir 4 for Windows」の最新版v4.3.12.4000を公開した。最新版の主な変更点は、PPAPI版の「Adobe Flash Player」へ対応したこと。

 現在主要なWebブラウザーでは古くから使われているプラグインアーキテクチャー“NPAPI(Netscape Plugin API)”への対応廃止が進められているが、そのなかでも主要なプラグインの1つだった「Adobe Flash Player」も、先日“PPAPI(Pepper Plugin API)”版が単独で提供されるようになった。

 「Sleipnir 4 for Windows」も今回のバージョンアップでPPAPI版「Adobe Flash Player」に対応し、PPAPI版が存在する場合はそちらを利用する仕様になった。PPAPI版を利用することにより、一部のFlashコンテンツで発生していたIME変換ができない問題などが改善する。

「Google Chrome」用の拡張機能へマウスジェスチャーなどを割り当て可能になった

 また、ショートカットキーやマウスジェスチャーを「Google Chrome」用の拡張機能を起動するのに割り当てられるようになった。「Sleipnir 4 for Windows」では「Google Chrome」用の拡張機能がインストールされているとツールバーの“Blink 機能拡張バー”へ拡張機能にアクセスするためのボタンが表示されるが、ショートカットキーやマウスジェスチャーでこのボタンをクリックした際と同様の効果が得られるようになった。

 ショートカットキーなどの割り当ては[ツール]メニューの中の[カスタマイズ]から“マウス”または“キーボード”機能より行うことができ、インストールされている拡張機能はプルダウンメニューの項目に“Chrome 拡張:”という接頭語がついて表示される仕組み。

 加えて、“Blink”エンジンがv39.0.2171.95に更新された。そのほか、不具合の修正などがおこなわれている。

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Sleipnir 4 for Windows」
【著作権者】
フェンリル(株)
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.3.12.4000(14/12/18)

(市川 祐吉)