『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android（アンドロイド）”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、夏休みシーズン本番を迎えるにあたって、旅行やレジャーに役立つアプリ「鉄道絶景の旅」「ウィキトラベルモバイル」「じゃらん観光ガイド」「花火Walker 2011」「旅メモ Free」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

列車で旅に出るなら「鉄道絶景の旅」

　「鉄道絶景の旅」は、衛星テレビ放送局のBS朝日で放送されている番組『鉄道・絶景の旅』の公式アプリ。『鉄道・絶景の旅』は、日本国内の人気鉄道路線とそこから見る絶景、沿線の行楽ポイントなどを紹介するテレビ番組で、本アプリでは過去に番組で紹介された路線の概要や、沿線の観光スポットの情報などを表示可能。

　沿線の観光スポットは、テキストだけでなく動画つきで解説される。また、地図上に観光スポットを表示できるほか、現在地から観光スポットまでの道案内を表示することも可能。

世界中の観光地の情報を集めた「ウィキトラベルモバイル」

　「ウィキトラベルモバイル」は、世界中の観光地の情報を集めたWebサイト“ウィキトラベル日本語版”をスマートフォンに最適化して閲覧できるアプリ。“ウィキトラベル日本語版”は、“Wikipedia”と同様のコンセプトで作成されているWebサイトで、現在4,000件を超える観光地の情報が掲載されている。

　本アプリでは、“ウィキトラベル日本語版”をキーワード検索して情報を閲覧できるほか、地域から絞り込んで観光地を探したり、今月行われる祭りやイベント情報から観光案内を表示することが可能。観光地の情報は“わかる”“着く”“動く”“見る”といったジャンルに分けて解説されており、［Show］ボタンを押すと当該ジャンルの情報が展開される仕組み。

国内旅行に行くなら「じゃらん観光ガイド」

　「じゃらん観光ガイド」は、旅行情報サイト“じゃらんnet”の観光スポット情報を検索・閲覧できるアプリ。観光地の情報をキーワード検索や地域で絞り込んで検索できるほか、現在地周辺の観光スポットを検索することも可能。

　検索された観光スポットは“見る・遊ぶ”“食べる”“その他”“イベント”というジャンルに分けられており、一覧リストのほか、地図上のアイコンで閲覧することが可能。“イベント”にはその地域で行われるイベントの情報が表示され、日付を指定してイベントを絞り込める。

　観光スポットやイベントの詳細情報画面では、写真や住所、交通アクセスといった情報のほか、口コミや地図を確認することが可能。さらに、「マップ」で現在地からのルートを表示したり、ホテル予約アプリ「じゃらん」で周辺の宿を探す、「カレンダー」を使って“Google カレンダー”に登録するといったことも可能。また、周辺の観光地を探したり、“お気に入り”に登録してあとからすばやく情報を表示することもできる。

全国の花火大会の情報を調べられる「花火Walker 2011」

　「花火Walker 2011」は、夏の風物詩である花火大会の情報を調べられるアプリ。日付のほか、電車の路線や現在地周辺、打ち上げられる花火の数から、花火大会の情報を絞り込める。また、キーワードによる検索も可能だ。

　花火大会の詳細情報では概要や開催場所などのほか、駐車場の有無や有料席の情報、打ち上げられる花火の数、予想される人出などを確認できる。また、地図上に開催場所を示したり、Twitterでその花火大会のことをツイートすることも可能。

　さらに、震災の影響で今年増えている中止された花火大会の一覧を表示したり、花火の豆知識を表示する機能も備える。

旅行中に移動した情報を記録「旅メモ Free」

　「旅メモ Free」は、旅行中の移動情報を記録しておけるアプリ。移動の出発・到着地と出発・到着時刻、移動手段、かかった金額を記録しておくことが可能で、あとで見返せば旅の思い出を強められるだろう。

　記録するには、まず起動時の画面のメニューから［旅の記録を追加］項目を選び、旅行のデータを作成する。次に、移動を開始する際に旅行のデータ名をタップして画面を切り替え、メニューから［移動情報を追加］項目を選んで出発地や出発時刻などを設定しよう。

　あとは、到着した際に到着地や時刻などを設定すれば記録が完了し、所要時間が自動計算される。これを繰り返せば旅行中に何をしたのかが一目瞭然になる仕組みだ。また、旅行の記録をメールで送信することもできる。