複数写真を組み合わせたフォトコラージュを簡単に作成「Photo Grid HD」

　『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android（アンドロイド）”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、フォトコラージュ作成アプリ「Photo Grid HD」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

端末内の写真に加え、SNSに投稿した写真でもコラージュを作成可能

「Photo Grid HD」

　「Photo Grid HD」は、複数の写真を組み合わせてコラージュ画像を簡単に作成できるアプリ。フレームで区切られたマス目ごとに写真を配置したり、背景画像の上に複数の写真を自由にレイアウトするコラージュ画像を作成でき、端末をシェイクすることで手軽にレイアウトなどのデザインを変更できるのが特長。また、コラージュ画像をステッカーや文字で装飾できるほか、個々の写真をフィルターなどで加工することも可能。

　コラージュ画像を作成するには、まず起動画面に並んでいるボタンから作成するコラージュの種類を選択する。［グリッドHD］ボタンをタップするとフレームで区切られたコラージュ画像を作成でき、［フリーHD］ボタンからは背景画像の上に自由に写真をレイアウトするコラージュ画像を作成可能。また、複数の写真を縦一列または横一列に並べるコラージュ画像を作成できる。そのほか、ステッカーや文字、フィルターなどで1枚の写真の装飾・加工のみを行うことも可能。

起動画面に表示されるボタンから作成するコラージュの種類を選択しよう

端末のフォルダ以外にSNSにアップロードした画像からも写真を選択できる

コラージュに使用する写真を選択したら、画面右下の［次の>］をタップ

　コラージュの種類を選択すると、使用する写真の選択画面が表示される。画面はタブ切り替え型となっており、［アルバム］タブから端末内のフォルダを開いて写真を選択できるほか、［クラウド・アルバム］タブでは、FacebookやInstagram、Flickrにログインし、自分がアップロードした写真を選択してコラージュに使用することが可能。また、［マイフォルダ］タブでは、端末内のよく使うフォルダを登録し、すばやくフォルダを開けるように設定できる。写真を複数選択した後、画面右下の［次の>］ボタンをタップすると、各種類のコラージュの編集画面が表示され、コラージュ画像を編集していくことが可能。

フレームで区切られたマス目ごとに写真を配置できる“グリッドHD”

　“グリッドHD”の編集画面では、選択した写真がフレームで区切られたマス目に自動でフィットした状態で表示される。フレームのレイアウトは端末をシェイクするごとに次のテンプレートに切り替えられるほか、画面下部のツールバーにある［レイアウト］ボタンからテンプレートを一覧表示し、好みのテンプレートを選択できる。また、ツールバーのほかのボタンからは、作成するコラージュ画像の縦横比を選択したり、ハートや吹き出しなどの“ステッカー”、入力したテキストを画像に挿入できるほか、フレームの色や模様、太さなどを変更することが可能。

端末をシェイクすると、フレームのレイアウトが次々と切り替わる

3つのカテゴリに分類された“ステッカー”を選択し、コラージュ画像に挿入可能

　マス目に配置された個別の写真をタップすると選択状態となり、ピンチイン・アウト操作で拡大・縮小できるほか、ドラッグして位置を上下左右に調整可能。また、選択状態になると画面下部のツールバーのボタン表示が変化し、各ボタンからほかの写真との場所の入れ替えや、写真の回転、角度調整、左右反転が可能。

　さらに、ツールバーの［編集］ボタンをタップすると、個別の写真の編集画面を表示可能。画面下部の［フィルタリング］ボタンからは、ビンテージ風やモノクロなど18種類のフィルターを選択して適用できるほか、［調整する］ボタンから明るさやコントラスト、彩度、カラーバランスの各レベルをスライダーで調整することが可能。また、写真のトリミングも行える。

個別の写真をタップし、タッチ操作で拡大・縮小や位置の調整ができるほか、ツールバーのボタンから入れ替えなどが行える

フィルターを選択して適用したり、明るさやコントラストなどを調整して個別の写真を加工できる

背景画像の上に自由に写真を配置できる“フリーHD”

背景画像の上に写真がランダムに並んだ状態で表示され、ツールバーのボタンからテキストや“ステッカー”の挿入などが可能

　自由に写真を配置できる“フリーHD”の編集画面では、選択した写真が木目調の背景画像の上にランダムに並んだ状態で表示される。端末をシェイクすると、背景画像をランダムに切り替えて表示可能。また、ツールバーの［背景］ボタンからも背景画像を変更でき、単色や水玉模様、縞模様などの多彩なジャンルから背景画像を選択できる。ツールバーのほかのボタンからは、“グリッドHD”の編集画面と同様に、コラージュ画像の縦横比の変更したり、テキストや“ステッカー”の挿入が可能。

　個別の写真をタップすると選択状態となり、ピンチイン・アウト操作で拡大・縮小したり、ドラッグで位置を上下左右に調整できるほか、写真右下の矢印アイコンをタッチしたままドラッグすることで写真の傾きを調整することが可能。また、写真選択時のツールバーで［編集］ボタンをタップすれば、個別の写真の編集画面でフィルター加工などを行える。

端末のシェイクに加え、ツールバーの［背景］ボタンから背景画像を変更可能

写真をタップし、ピンチイン・アウトで拡大・縮小したり、ドラッグで位置や傾きを調整可能

解像度や画像形式を選択し、コラージュ画像の保存や共有が可能

解像度や画像形式を選択し、作成した画像の保存や共有が可能

　コラージュ画像の作成が完了したら、編集画面右上の［保存］ボタンをタップ。表示されるポップアップメニューで解像度を選択できるほか、画像形式をJPEGまたはPNGから選択し、［セーブ］ボタンをタップすることで画像を保存可能。保存先のフォルダを変更することもできる。また、［保存］ボタンの左隣にある［共有］ボタンからは、連携するアプリを使ってSNSなどに画像を共有することが可能。共有時にもポップアップメニューで解像度と画像形式を選択でき、共有した画像は自動的に保存される仕組みとなっている。