マイクロソフトが“concon問題”の対策を行うと発表
修正モジュールは今週中に公開予定
(00/03/16)
マイクロソフト(株)は15日、Windows 95/98で“CON”など特定の存在しないファイルやフォルダにアクセスするとシステムがハングアップする、いわゆる“concon問題”の対策を行うことを同社のホームページで発表した。WebページにアクセスしたりHTMLメールを受信する際に特に注意するようユーザーに呼びかけており、同社によると今週中に“concon問題”を修正するアップデートモジュールを配布する予定という。
“concon問題”は、予約デバイスと呼ばれる“CON”や“PRN”などの存在しないファイルやフォルダにアクセスするとWindows 95/98がハングアップしてしまう問題。Windows NTやWindows 2000では問題は発生しない。
具体的な対策方法について同社に問い合わせたところ、日本語版を含む各国語版のWindows 95/98に対応したアップデートモジュールを今週中に配布する予定とのこと。アップデートモジュールをインストールすることで、“CON”などの予約デバイスにアクセスした際に「ファイルが存在しません」といったエラーが表示され、Windowsがハングアップしないようになるという。
□Microsoft Security Advisor
http://www.microsoft.com/japan/security/
□窓の杜 - 【NEWS】“concon問題”でメールソフト「Becky!」などが対策
http://www.forest.impress.co.jp/article/2000/03/06/conproblem.html
□窓の杜 - 【NEWS】Windows 95-98の“concon問題”を回避する「Decon」v0.1
http://www.forest.impress.co.jp/article/2000/03/02/decon.html
(日沼 諭史)