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“セル”ツールバーを新たに追加した「EmEditor Professional」v16.1.0が公開

設立21周年のエムソフトは廃止・米国法人へ統合。21%OFFキャンペーンも開催される

「EmEditor Professional」v16.1.0

 (株)エムソフトは30日、定番テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v16.1.0を公開した。本バージョンでは“セル”ツールバーが新たに追加された。

 セルツールバーでは、選択中のセルの内容を編集することが可能。セルはエディター画面でも編集できるが、引用符が表示されない、区切り文字をエスケープせずに表示する、改行コードを含むセルは改行表示するといった点が異なり、セルの編集にフォーカスしたい場合はツールバーの方が便利だ。

 このツールバーはCSVファイルを開いてセル選択モードになると表示されるが、この挙動はカスタマイズすることが可能。また、ツールバーの高さは端をマウスでドラッグすることにより自由に調節できる。

 そのほかにも、[列の抽出]ダイアログなどでチェックリストの項目を自由にドラッグ&ドロップで並び替えられるようになった。これにより、指定した列を好みの順序で抽出することが可能。また、HTML5で規定されているほとんどすべての文字実体参照がサポートされた。

セルの編集にフォーカスしたい場合に便利なセルツールバー
[列の抽出]ダイアログなどでチェックリストの項目を自由にドラッグ&ドロップで並び替えられるように

 「EmEditor Professional」は、64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1/10およびWindows Server 2008/2012に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。価格は、1年間の無償バージョンアップが可能な通常ライセンスが4,800円(以降のバージョンアップには年額2,400円の“保守プラン”の購入が必要)、アップデートの提供期間に制限のない永久ライセンスが18,000円となっている。30日間の試用が可能で、試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用できる。

 なお、本バージョンの公開にあわせ、法人をアメリカのEmurasoft, Inc.へ一本化することも明らかにされた。日本法人である(株)エムソフトは7月末で閉鎖されるが、サポートはこれまで通り行われるという。

 また、永久ライセンスを21%割引きで提供する期間限定キャンペーンが本日より開始されるとのこと。これは(株)エムソフトの設立21周年を記念したもので、保守費用が不要な永久ライセンスをリーズナブルに購入できるチャンスだ。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1/10およびWindows Server 2008/2012
【ソフト種別】
シェアウェア(通常ライセンスは4,800円、永久ライセンスは18,000円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
16.1.0(16/06/30)