石田賀津男の『酒の肴にPCゲーム』
「ゲーミング座椅子」ならゲームも普段の生活も快適!
安い座椅子を買うより結果的に安く済むかも?
2026年3月5日 12:08
座卓ゲームのためにゲーミング座椅子を導入
先日、新たにゲーミングデバイスを購入した。「ゲーミングザイス」である。ニトリの製品型番だと「LC-B09GAM RE」で、要は座椅子だ。
息子と一緒にPCゲームをプレイする際はリビングに集まるのだが、コタツにノートPCを置いて長時間座っていると、肩や腰のダメージが大きい。解決策として座椅子を導入しようと考えたのだが、一般的なものでは物足りない点が多かったため、ゲーミング座椅子を探すことにした。
普通の座椅子ではダメなのか?
座椅子は数千円程度で購入できるものが多く、クッションや表面素材の違い、背面の高さなどで、さまざまなバリエーションがある。筆者の場合は、長時間座ること、コタツで使うので座面が厚すぎないこと、あぐらでも座れること(足を伸ばすと家族に当たるので)が条件だ。
この場合、あまり高価なものは必要なく、むしろごく普通の安価な座椅子の方が条件に合う。しかしいくつかの製品のレビューなどを見ていると、座椅子は基本的に壊れやすいのがわかる。筆者も子供の頃は実家に座椅子があったが、確かにあれこれ壊れやすい印象だった。
第1に、背もたれのリクライニングが壊れる。フラットから直角までの数段階に調整できるものが多いのだが、だんだん固定が甘くなり、もたれると背面が倒れるようになってしまう。もちろん製品によってまちまちだが、シンプルで安価なものは壊れやすい印象だ。
第2に、座面が破れる。日々、立って座ってとするものなので、薄い布張りでは引っ張りや摩擦で破れてしまう。中のスポンジがむき出しになり、スポンジも破れてボロボロと出てきてしまったら、もう使い物にならない。
第3に、底面のパイプがむき出しになる。座椅子の骨組みはパイプで作られているものが多く、座面側はクッションがあるものの、底面は布張り1枚だけでパイプを隠しているものが結構ある。底面も摩擦で破れ、パイプがむき出しになると、フローリングを傷つけることもある。
このうち1つでも起これば捨てるしかない。安いものを買って交換していくのも1つの手ではあるのだが、問題は処分方法。筆者の住む自治体だと粗大ごみ扱いになるため、捨てるのにも手間がかかる。
であれば、逆に壊れにくいものを長く使う方がいい。処分回数を減らすだけでなく、使用感も向上するだろう。
高価な座椅子にはローソファもあるが……
座椅子として高価な製品を選んだらよいのかと思ってホームセンターなどで探してみたものの、壊れやすいポイントをカバーできている商品は意外と少ない。
中にはクッション材にポケットコイルを入れて、ソファのような座り心地にしたものもある。1人用のローソファで探すと見つかる。座り心地はいいものの、コタツで使うには分厚い。また背もたれが深く腰掛ける前提になりがちで、求めるものとは違う。
となると何があるのかと考えた時に、ゲーミング座椅子というカテゴリを思い出した。ゲーミングチェアの足だけなくしたようなデザインのものが多く、座面や背もたれはゲーミングチェアそのものと言っていい。
リクライニングがそう簡単に壊れることはないはずだし、座面も頑丈で簡単に破れないはず。底面は商品によるが、回転台が付いているものなら、パイプがむき出しになる心配はない。回転台自体も床を傷つけるような素材ではないはずだ。
はず、が続くのは、筆者がまだ使い込んでいないからで、現時点で『耐久性は高い』と言い切れない。ここは正直にお答えした上で、1年2年と経ってから再評価できればと思う。
「ゲーミングザイス」が最もニーズに合う製品だった
購入したニトリの「ゲーミングザイス」は、表面はメッシュ素材を採用。座面にはハニカム構造のジェルシートを採用しており、通気性が良好で長時間座っていても快適だ。布素材だがペラペラの生地ではないので、そう簡単には傷まないように見える。
背面も高さがあり、身長174cmの筆者が座っても肩までは十分カバーできるまたゲーミングチェアによくある、背面の左右が少し前に出っ張った形状を採用しており、ホールド感が高くてなかなか良い。リクライニングはフラットから直角まで14段階と細かく、好みの角度に調整できる。
またこの製品には、ゲーミングチェアによくある肘置きがない。そのため、あぐらで座っても問題ないし、コタツに座った姿勢から立ち上がる時も邪魔にならない。肘置きがない製品はかなり少数で、これが購入の決め手になった。
ただし、底面は布張りで、パイプの手触りがはっきりとある。これは摩擦で破れる可能性があるなと思っていると、妻が滑りを良くするパッドを切り貼りしてくれた。座っている時に滑るようなことはなく、使用感は変わらない。見た目は悪いが、底面なので普段は目にすることもない。
カラーリングやデザインはこの1パターンしかなく、妻はインテリアに合わないと不服そうではあった。とはいえ肩と腰には代えられないし、9,990円と1万円を切るお値段もお手頃で、良い買い物だった。3,000円くらいの座椅子を3つ買うより長持ちしてくれれば元は取れるし、座り心地は間違いなく上だ。
PCゲームを遊ぶのに座卓や座椅子を使う方は少ないかもしれないが、普段使いにも快適な座椅子なので、必要になった際にはゲーミング座椅子も選択肢に入れてみては。デザインに関しては、レーシングシートっぽいものからなかなか離れられないので、万人におすすめしづらいのが難点だ……。
1977年生まれ、滋賀県出身
ゲーム専門誌『GAME Watch』(インプレス)の記者を経てフリージャーナリスト。ゲーム等のエンターテイメントと、PC・スマホ・ネットワーク等のIT系にまたがる分野を中心に幅広く執筆中。1990年代からのオンラインゲーマー。窓の杜では連載『初月100円! オススメGame Pass作品』、『週末ゲーム』などを執筆。
・著者Webサイト:https://ougi.net/
PCゲームに関する話題を、窓の杜らしくソフトウェアと絡め、コラム形式でお届けする連載「石田賀津男の『酒の肴にPCゲーム』」。PCゲームファンはもちろん、普段ゲームを遊ばない方も歓迎の気楽な読み物です。




















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