いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】長い一覧表は目的の行を見つけるのが大変! フィルターと並べ替えで効率化
2026年6月17日 06:55
フィルター後の一覧を目視で追っていませんか?
営業案件や顧客リスト、在庫表など、行数の多い一覧表を扱う機会は多いですよね。例えば、営業案件の一覧を対象に「東京の提案中の案件は何件?」「今月中に受注予定の案件を高額順に教えて」などと聞かれた時、まずはフィルター機能で絞り込みや並べ替えを試す人が多いでしょう。
ここで対象のデータを探すためにデータを並べ替えた後、該当のデータを目視で確認するといった作業をしていませんか? さらに複数の条件を指定して、必要なデータを思い通りに抽出するのに手間取ることもあります。
以前に紹介した条件に合うデータを別の場所へ取り出せる「FILTER関数」もありますが、日常的な確認作業であれば、まずはフィルター機能を使いこなすのが近道です。今回は、押さえておきたいフィルター機能の基本を振り返ってみましょう。
絞り込みの基本
基本的な操作の例として、フィルターボタンを使って、「地域が『東京』かつ状況が『提案中』」のデータに絞り込んでみましょう。フィルターが設定されている状態、つまりデータが絞り込まれている状態の列のフィルターボタンは漏斗のアイコンに変わります。
また、行番号が飛び飛びに表示されることも確認できます。条件に合わない行が一時的に非表示になっているだけで、データが消えてしまったわけではありません。
なお、フィルターボタンをクリックする操作は[Alt]+[↓]キーで代替できます。項目にチェックを付ける操作もキーボードで操作可能なので、すばやく操作したい場合は、こちらの記事も参考にしてください。
状況が「提案中」または「見積提出」のように、複数の項目で絞り込む場合は、フィルターボタンからチェックを追加します。なお、任意の列を絞り込んでいる際、他の列に存在するはずの項目が表示されないことがありますが、それは絞り込み済みのデータに該当する項目がないという意味です。
絞り込みを解除するには、フィルターボタンをクリックして["○○"からフィルターをクリア]を選択するだけです。すべての列のフィルターをまとめて解除したい場合は、[データ]タブにある[クリア]をクリックします。
なお、金額や日付が入力された列では、チェックボックスで項目を選ぶだけでなく、金額や日付に条件を指定して絞り込むこともできます。例えば、[数値フィルター]から[指定の値以上]を選択して「1000000」と入力すれば、売上見込額が100万円以上の案件だけを表示できます。日付が入力された列では[日付フィルター]から[今月][来月][指定の範囲内]といった条件も指定可能です。
複数の条件で並べ替えるには[並べ替え]機能を使う
1つの列だけを基準に並べ替えるなら[昇順]または[降順]を選択するだけなので簡単ですね。では、受注予定日が近い順(古い日付順)で、売上見込額は大きい順に並べ替えたい場合はどうしましょう?
以下は、地域が「東京」と「神奈川」の条件で絞り込んだ結果を、受注予定日が近い順で並べ替えた状態です。
複数の列を対象にして並べ替え順を指定する場合は、[並べ替え]機能を利用します。選択しているセルの列が、並べ替え条件として自動的に設定されることがありますが、後から入れ替えは可能です。
なお、この例では「案件ID」列が用意されており、元の並べ替え順に戻すことも簡単ですが、インデックスとなる列がない場合は、並べ替える前に「No」のような列を用意しておくといいでしょう。昇順に並べ替えれば元の順番に戻せます。
フィルター機能による絞り込みと並べ替えは基本的な機能ですが、複数条件で絞り込み、必要な順に並べ替えるだけで、一覧表から目的のデータを探す時間は大きく短縮できます。新しい表を受け取ったら、まずは「どの条件で絞り込めるか」「どの列で並べ替えると見やすいか」を意識してみましょう。





































