いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】ワンランク上のフィルター術! フィルターでワースト3や色付きデータを抽出
2024年5月8日 06:55
並べ替えてから、1,2,3……と数える必要なし
エクセルではフィルターを使って表のデータを並べ替えたり、「売上○○以上」「商品名が○○」という絞り込みをしたりしますよね。フィルターボタンをクリックして表示されたメニューから、必要なデータにチェックを付けてフィルターする使い方も一般的です。
しかし、意外と使われていないのが“○○フィルター”です。列のデータによってメニューの表示が切り替わり、商品名などの文字データが入力された列は[テキストフィルター]、日付列は[日付フィルター]、数値の列は[数値フィルター]となります。
エクセルに慣れている人は普通に使っている機能ですが、気付かずにいると結構な時間を無駄にしてしまいます。例えば、上位・下位のデータを抽出するために、並べ替えて数えたりしていませんか? 今回は、フィルターのひとつ上の使い方を紹介します。
[トップテン]はトップ10以外も抽出できる
[数値フィルター]は利用する機会が多いでしょう。設定できるフィルターは項目名の通りですが[トップテン]には惑わされることがあります。実は“ワースト○”の抽出も可能。実際に操作してみましょう。
[数値フィルター]を解除する場合は、もう一度フィルターボタンをクリックして、[○○からフィルターをクリア]の項目を選択します。解除の方法は[日付フィルター]や[テキストフィルター]も同様です。
以上・以下などの条件はダイアログボックスで変更できる
以上・以下などの条件で絞り込む場合も[数値フィルター]を使いますが、実は、等しい・等しくない、より大きい・小さい、以上・以下といった、範囲内の項目はどれを選んでも、[カスタムオートフィルター]ダイアログボックスで変更可能です。
書式を設定済みなら[色フィルター]が便利
何らかの意図によって、セルの背景色やフォントの色を設定してあることがありますよね。[色フィルター]を使ってみましょう。ここでは赤文字にした販売終了予定の商品に絞り込んでみます。
「○から始まる」「○で終わる」のデータを[テキストフィルター]を使う
[テキストフィルター]は規則性のあるデータから、あいまいな条件を指定したい時に便利です。任意の言葉と等しい・等しくない、始まる・終わる、始まらない・終わらない、含む・含まないといった条件を指定可能です。