いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】セルのグリッド罫線がない! 表示する方法と消す方法 ~一部だけ設定も可能
2024年1月10日 06:55
ワークシート背景の“罫線”が非表示なのはなぜ?
誰かが作成したファイルを開いた時、ワークシートに罫線が表示されずに“真っ白”で戸惑ったことがありませんか? 申請書や請求書などの帳票のデータでよく見かけます。例えば以下のようなファイルです。
見慣れた罫線がないだけで違和感がありますよね。ビューを切り替えても罫線は非表示のまま。印刷時の仕上がりはイメージしやすいですが、このファイルを流用して編集する場合は、罫線を表示したほうが作業しやすいはずです。
あまり意識されない機能なので、再表示する方法がわからない人もいるでしょう。今回は、ワークシートの罫線が非表示になっている場合の対象方法について紹介します。
その1:[目盛線]のチェックボックスを確認する
ワークシートの背景に表示されている線は“グリッド罫線”などと呼ばれ、標準で表示されるようになっています。[表示]タブにある[目盛線]のチェックボックスを確認してみてください。表の見やすさを優先してOFFに設定されていることがあります。
その2:セルの[塗りつぶしの色]を確認する
[表示]タブの[目盛線]にチェックが付いていても、グリッド罫線が表示されない場合は、セルの[塗りつぶしの色]を確認してみましょう。“白色”で塗りつぶされている場合は[塗りつぶしなし]に設定し直します。
番外編:グリッド罫線の色をグレーに戻す
まれにグリッド罫線がグレー以外の色に設定されていることもあります。[Excelのオプション]で設定を確認してみてください。[自動]に設定し直すと、標準のグレーに戻すことができます。
なお、[枠線の色]の上にある[枠線を表示する]のチェックボックスは[表示]タブの[目盛線]のチェックボックスと連動しています。
チェックボックスとセルの色をチェックしよう
今回はグリッド罫線を再表示する方法を紹介しましたが、“非表示”にもメリットはあります。例えば、作成した表に適切な罫線が設定されているかどうかを確認したい場合、印刷プレビューを表示するより、グリッド罫線を非表示にするほうが効率的です。簡単な操作で表示・非表示を切り替えられるので、ぜひ活用してください。