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「Windows 11 24H2」2025年8月セキュリティパッチ「KB5063878」で一時問題

「WSUS」を介してインストールしようとするとエラーで失敗

同社のアナウンス

 米Microsoftは8月12日(現地時間、以下同)、「Windows 11 バージョン 24H2」向けの2025年8月セキュリティ更新プログラム「KB5063878」で問題が発生していることを明らかにした。「Windows Server Update Services」(WSUS)を介してインストールしようとすると、エラーコード「0x80240069」で適用に失敗することがあるという。

 この問題に関しては、当初「KIR」と呼ばれるロールバックシステムで暫定的な対処が行われていたが、14日に実施された「WSUS」のアップデートで最終的に解決されたとのこと。「WSUS」を再同期して、最新の更新プログラムをインストールすれば、問題は解消される。

 ちなみに、「WSUS」はビジネスやエンタープライズ環境での利用を想定して設計されたアップデートシステムだ。一般のユーザーがこの問題に遭遇する可能性はほぼない。

 「KB5063878」に関しては、ほかにも「CertificateServicesClient」のエラーイベントがログに記録される問題などが確認されているが、一般ユーザーへの影響はないようだ。