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Windows 10/11の2025年8月パッチでまた問題、「OBS」「NDI」などのストリーミングアプリに影響

RUDP接続でオーディオ・ビデオの深刻なカクつき、ラグ、途切れ

同社のアナウンス

 米Microsoftは8月21日(現地時間)、Windows 10/11の2025年8月セキュリティ更新プログラムに新たな問題が発見されたことを明らかにした。パッチの適用後にNDI(Network Device Interface)を利用してストリーミングしたり、PC間でオーディオ・ビデオフィードを転送したりすると、オーディオ・ビデオの深刻なスタッタリング(カクつき)、ラグ、途切れが発生する可能性があるという。

 この問題の影響を受けるプラットフォームは、以下の通り。クライアントOSのみで、サーバーOSには影響しない。

  • Windows 11 バージョン 24H2
  • Windows 10 バージョン 22H2
  • Windows 10 バージョン 21H2

 「OBS Studio」「NDI Tools」などのストリーミングアプリにおいて、とくにソースPCでディスプレイキャプチャーが有効になっているとトラブルになる可能性があるとのこと。低帯域幅条件下でも問題が発生する。

 同社は現在、問題を調査中。当面の回避策として、NDIの受信モードを手動で変更し、RUDPの代わりにTCPまたはUDPを使用することを推奨している。