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Microsoft、「KB5064080」「KB5063842」をリリース ~2025年8月プレビューパッチ

[Copilot]キーの信頼性向上など、Windows 11 バージョン 23H2/Windows 10 バージョン 22H2向け

Microsoft、2025年8月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5064080」「KB5063842」をリリース

 米Microsoftは8月26日(現地時間)、Windowsの2025年8月非セキュリティプレビュー更新プログラムをリリースした。現在、以下のパッチがオプションとして利用できる。

  • Windows 11 バージョン 24H2:(後日提供)
  • Windows 11 バージョン 23H2:KB5064080
  • Windows 10 バージョン 22H2:KB5063842

 なお、「Windows 11 バージョン 22H2」のプレビューパッチは先月が最後だった。今月の配信はない。

Windows 10で「KB5063842」を受信。「Windows Backup for Organizations」はWindows 10でも展開される

 「KB5064080」(Windows 11 バージョン 23H2)におけるハイライトは、以下の通り。段階的に展開される機能もあるため、パッチを適用してもすぐに利用できるようになるとは限らない点には注意したい。

  • エンタープライズ向けバックアップソリューション「Windows Backup for Organizations」の一般提供を開始(Windows 10にも展開)
  • [Copilot]キーの信頼性が向上。キーを押しても「Copilot」アプリを再起動できない問題が解決される
  • グループ ポリシーの更新後にWi-Fiが自動的に再接続されない場合があるという問題に対処
  • カメラの追加または削除後にリモートセッションのカメラが表示されなくなる問題が解決。「Remote Desktop Services」(RDS)環境で、新しく接続されたカメラが認識されていなかった

 なお、今回リリースされたのは、米国時間来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、 適用は必須ではない(オプション提供) 。あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けだ。一般のユーザーは来月のパッチチューズデーを待っても問題はないだろう。