やじうまの杜
【聞いてみた】もし僕が死んだら「Microsoft アカウント」はどうしよう?
所有者が死んだら遺族でもアクセス不能
2025年7月4日 12:03
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
「Microsoft アカウント」は所有者が死んでも、勝手に第三者へ内容が開示されることはないそうです。アカウントが2年間、非アクティブな状態で放置されると、自動で閉じられる仕組みになっています(生きているなら2年に1回はアクセスするようにしましょう!)。
この仕様はプライバシー保護や法的な理由のためだそう。それはそれで安心ではありますが、残された遺族にとっては困ったことになるかもしれませんね。同社のサポートページにはユーザーが亡くなった場合に「Outlook.com」、「OneDrive」、その他のMicrosoftサービスにアクセスする方法が掲載されているので、それを参考にアクセス開示を求めましょう。
……と言いたいところですが、ヨーロッパや中国の場合は書かれているのに、日本の場合は記述がありません。
そこで、日本マイクロソフトに聞いてみました。
回答は、以下の内容だそう。
- Microsoft アカウントに紐づくサブスクリプションの解約は、故人が支払いに使用していた銀行口座やクレジットカードの解約、または支払い承認の取り消し、もしくは、銀行やクレジットカード会社への連絡で停止することができます。
- 故人の Microsoft アカウントに保存されたデータにアクセスしたい等の場合は、個別の事情に沿って合法的な手続きが必要です。専門家に法的ガイダンスを得るとともにMicrosoft サポートまでご連絡ください。
サブスクリプションの引き落としを止めたい場合は銀行やクレジットカード会社へ、アカウントのデータへアクセスしたい場合は専門家(弁護士でしょうか)に相談しつつ同社のサポートへ連絡、ということのようです。
死んだらアカウントやクラウドのデータはどうすべきか……日ごろから考えておかないといけませんね。
Microsoft アカウントの所有者の方がお亡くなりになった場合でも、お客様のプライバシーや法的理由によりアカウント所有者の方以外に情報を提供することはできません。
— マイクロソフトサポート (@MSHelpsJP)June 6, 2025
実行できるアクションの詳細はこちらになります→https://t.co/jfy8YTyFPF