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無償の画像生成AI「Bing Image Creator」が「GPT-4o」に対応

「DALL-E 3」との切り替えも

画像生成AI「Bing Image Creator」が「GPT-4o」に対応

 米Microsoftは8月6日(現地時間)、画像生成AI「Bing Image Creator」がOpenAIの大規模言語モデル(LLM)「GPT-4o」に対応したと発表した。ベータ版として、ロシアと中国を除く全世界で利用できる。

 同社によると「GPT-4o」はプロンプトの理解力が向上しており、よりクリエイティブでフォトリアリスティックなビジュアルを生成したり、テキストや細かいディテールのレンダリングを改善できるようになるなど、画像生成のクオリティが大きく向上しているという。

「GPT-4o」を用いた画像生成。縦横比1:1の画像が1枚生成された

 「GPT-4o」を用いた画像生成は、「bing.com/create」や「Bing」アプリで利用可能。従来のWeb検索と「Copilot」を組み合わせた「Bing」の新しい検索・回答エンジン「Copilot Search」からも利用でき、検索エンジンが「Bing」に設定されていれば「Microsoft Edge」のアドレスバーからも気軽にアクセスできるのが魅力だ。

 また、従来から対応している画像生成AI「DALL-E 3」との切り替えも可能で、好みに応じて使い分けられる。

「DALL-E 3」との切り替えも可能。こちらは一度に4枚生成される

 「Bing Image Creator」では、標準スピードでの画像作成が無制限で利用できる。高速生成は一日当たり15件までで、1作成につき「Microsoft Rewards」のポイントを10を消費する。

利用は基本無償だが「Microsoft アカウント」が必要だ