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Microsoft、無料動画生成サービス「Bing Video Creator」を提供開始

内部ではOpenAIの動画生成AI「Sora」を利用

Microsoft、無料動画生成サービス「Bing Video Creator」を提供開始

 米Microsoftは6月2日(現地時間)、「Bing Video Creator」(ビデオ クリエーター)を発表した。OpenAIの動画生成AI「Sora」を活用し、テキストプロンプトから短い動画を簡単に生成できる。中国とロシアを除く全世界で提供され、利用は基本無料だ。

 「Bing Video Creator」は同日より、「Bing」モバイルアプリ(iOS/Android)で提供が開始される。デスクトップ(www.bing.com/create)と「Copilot Search」でも近日中に提供される予定だ。

 「Bing」モバイルアプリで「Video Creator」を利用するには、まずアプリ下部のツールバー右端にあるメニューボタンをタップする。続いて[動画作成者]ボタンをタップすれば、「Video Creator」へアクセスが可能。アプリの検索バーで直接「Create a video of……」とプロンプトを入力してもよいようだ。

メニューボタンをタップして、[動画作成者]を選択

 作成したい動画の説明をプロンプトボックスに入力すると、ビデオの生成が開始され、完成すると通知が届く。動画を生成する際はアスペクト比や長さ、生成速度などを指定することも可能(既定は9:16フォーマットで5秒、「高速」モード)。最大で3つのビデオをキュー(待機列)に追加できる。つまり、同時に3つまでの動画を並行して生成できる。

動画の説明を入力してビデオの生成を開始。生成の際はオプションが選べる

 作成した動画は最長90日間保存されるので、その間にダウンロードや共有、プロンプトの改良などを行えばよい。

 なお、「高速」モードで動画を生成できるのは最初の10本までで、それ以降は「Microsoft Rewards」のポイントを100消費するので注意したい。