レビュー
マイクロソフトの新しい日本語入力ソフト「Copilot Keyboard」はキュートで賢い
ベータ版として提供中
2025年12月25日 08:29
日本マイクロソフト(株)が今年10月より、新しい日本語入力システム(IME)「Copilot Keyboard」をベータ版として提供している。Windows 10以降に対応しており、現在「Microsoft Store」から無償でダウンロード可能。
\📢「Copilot Keyboard ベータ版」のご紹介!/
— 日本マイクロソフト株式会社 (@mskkpr)October 29, 2025
新しい IME「Copilot Keyboard ベータ版」は、以前変換できなかった「生成系 AI」「蛙化現象」などの最新語彙にも対応💡
変換候補からわからない単語をすぐに検索できる Copilot Search や内蔵された簡易辞書機能で、言葉選びも安心です🙆#Copilotpic.twitter.com/kIqlsUl7Fs
「Copilot Keyboard」最大の特徴は、かわいらしい着せ替えテーマ(スキン)だろう。「Copilot」アプリでおなじみのキュートなキャラクター3つのなかから、好みのものを選んで、外観をカスタマイズできる(「Copilot」アイコンのスキンも選択可能)。
- 既定:「Copilot」アイコンをモチーフにしたスキン
- アクア:水玉。IMEのウィンドウも水を想起させるブルーに
- エリン:キノコ。森の中を思わせるブラウン系のウィンドウ
- ミカ:キツネ。IMEは巻物を開いたかのようなウィンドウに
キャラクターはデスクトップに常駐し、まばたきをしたり、首を振ったりといったアニメーションを行う。長い間触らないと、目を閉じて眠ったりするのもかわいらしい。
キャラクターが邪魔であれば大きさをカスタマイズしたり、アニメーションを無効化することも可能。完全に消してしまうこともできる。
もちろん、「Copilot Keyboard」には実用的な面も多い。
まず、収録語彙が最新のものになっており、流行語や人名、地名、新しいブランドなども簡単に変換できる。誤変換を減らし、スムーズで正確な文字入力が可能だ。
また、生成AI「Copilot」との連携も魅力。わからない語彙があっても、その場で「Copilot Search」を用いた検索が可能。キャラクターをクリックしてデスクトップの右端に「Copilot」サイドバーを呼び出し、AIとチャットすることもできる(この機能はOS標準搭載の「Copilot on Windows」アプリとは独立しているようだ)。
そのほかの基本的な機能は、OS標準の「Microsoft IME」とあまり変わらない。誤って覚えさせてしまった入力補完候補を消す方法が見当たらないなど、いくつか問題はあったが、十分常用できる品質にあると感じられる。
なお、ほかのIMEに切り替えたい場合はタスクトレイのアイコンをクリックすればよい。「Windows」+「Space」キーで切り替えることもできる。お気に入りのIMEと併用しながら試してみたい場合は覚えておくとよいだろう。
ソフトウェア情報
- 「Copilot Keyboard」ベータ版
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 10以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.0.2344





















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