Windows Insider Preview
知名度を得られないまま「Copilot」に追い出された哀れな絵文字キー、新たな安住の地は?
新しいタスクトレイアイコンがプレビュー版Windows 11でテスト中
2025年3月7日 15:40
このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。
かつて「Surface」シリーズの一部デバイスやキーボードに [表現]キー と呼ばれるキーがあったのはご存じだろうか。このキーはWindows 10/11に搭載された絵文字ピッカーを呼び出すため、アプリケーションキー(メニューキー:右クリックメニューを表示する)に代わり導入された。絵文字や顔文字、アニメーションGIFなどを手軽に挿入できる。
しかし皆さんもご存じ通り、このキーは最近「Copilot」キーに置き換えられてしまった。絵文字ピッカーは依然 [Windows]+[.](ピリオド)キー でアクセスできるが、このキーボードショートカットを知っている人はまだまだ少ない。このままでは絵文字ピッカーの活用は進まないだろう。
――というわけなのか、米国時間2月28日にBetaチャネルでリリースされた「Windows 11 Insider Preview」Build 22635.5015(KB5052089、バージョン 23H2)では、タスクバーのシステムトレイに絵文字ピッカーを呼び出すためのアイコンが追加された。
このアイコンは、既定でテキストの入力中にのみ表示される。常に表示されるようにしたり、逆に常に非表示にすることも可能で、そのオプションは[設定]アプリの[個人用設定]-[タスク バー]ページに用意されている。この設定ページは、タスクバーの右クリックメニューからアクセスするのが簡単だ。