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キー入力が意図せず確定されてしまうIMEの問題、Windows 11で発生中

日本マイクロソフトが対策をアナウンス

7月15日に公開された公式サポートブログの記事

 コピーした直後のキー入力が意図せず確定されてしまう問題が、「Windows 11」で確認されているとのこと。日本マイクロソフト(株)のサポートチームが明らかにした。同社は本事象をWindowsの問題と判断しており、開発部門で対応を検討中。

 7月15日に公開された公式サポートブログの記事によると、この問題は以前のバージョンの「Microsoft IME」やサードパーティー製の日本語入力ソフトで発生する。本事象が影響するOSは、以下の通り。

  • Windows 11 バージョン 22H2/23H2
  • Windows 11 バージョン 24H2/LTSC 2024

 「Windows 11 バージョン 22H2/23H2」の場合は、2025年1月の非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5050092」以降を適用している環境のみが影響を受ける。

 原因はタッチキーボードの動作にあるようで、タッチキーボードを一度開いて閉じることで対処が可能だ。ただし、サインインしなおすと再発する場合がある。

 タッチキーボードをほとんど利用しないのであれば、以下のコマンドでタッチキーボードの挙動を変更してしまうとよい。

reg delete HKCU\Software\Microsoft\InputMethod\Settings\Common /v TouchKeyboardHasEverShown /f
reg delete HKCU\Software\Microsoft\InputMethod\Settings\Common /v InputPanelPageLastOpenTime /f

 また、新しい「Microsoft IME」を利用することでも本事象を回避できる。