やじうまの杜

Windows 10が10周年を迎えるもののサ終は間近 ~ありがとう!そしてさようなら……

未だに機能が更新される名OSも、あと3カ月弱でお別れ

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Windows 10が10周年

 Windows 10がついに10周年を迎えました。2015年7月29日の正式リリースから今日でちょうど10年になります。

 不評だったWindows 8.1のスタート画面の代わりに、伝統のスタートメニューが復活し、新たに仮想デスクトップやアクションセンターといった機能を搭載したWindows 10は、最後の、そして永遠のWindowsとなるべくして産声を上げました。その後、その方針はうやむやになりWindows 11が登場しましたが、その気合は充分にOSの出来に反映されていました。

仮想デスクトップ
アクションセンター

 Windows 11にも引き継がれた無償アップグレードもインパクトがあり、Windows 10は広く普及し、いまだに多くのユーザーがWindows 10を使っています。

無料アップグレードもインパクトがありました

 しかし、10年の時を経たその設計はさすがに古くなっており、特にセキュリティの面で懸念が大きくなっています。最後・永遠のWindowsという宣言を無視してWindows 11が登場した背景には、MicrosoftがWinodws 10では巧妙・高度化する攻撃者からユーザーを守ることができないという理由が大きいようです。

 そしてついに10月14日にはEoS、つまりサービス終了を迎えます。「設定」アプリの[バージョン情報]画面が改良されるなど未だに機能の更新が行われているWindows 10ですが、EoS後は機能の更新はおろか、セキュリティの問題も修正されなくなります。

 一応、拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)という延命方法も用意されていますが、あくまでも一時しのぎの策。10周年を機にここはスパッとWindows 11へ乗り換えるべきではないでしょうか?

 10周年おめでとう、Windows 10。今までありがとう、Windows 10。そしてさようなら、Windows 10。