Windows Insider Preview

サポート終了間近のWindows 10に新機能が投入へ、タスクバーカレンダーがリッチに

天気予報をササっと確認、祝日にはそれにちなんだ可愛いイラストも

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

現行のタスクバーカレンダー。タスクトレイの時計をクリックすると、フラウアウトが表示される

 Windows 10は今年10月のサポート終了がアナウンスされているが、いまだ新機能の投入が続いている。米国時間1月17日にRelease Previewチャネルでリリースされた「Windows 10 バージョン 22H2」Build 19045.5435(KB5050081)でも、タスクバーのカレンダーでいくつかの改善が行われた。

新しいタスクバーカレンダーは、イベントリストの上に天気予報が表示されるように

 新しいタスクバーカレンダーでは、イベント(予定)リストの上に天気予報が表示されるようになる。また、建国記念の日や節分といった祝日・行事の日には、特別な「パブリック イベント」もリストアップされる。祝日には、それにちなんだイラストがカレンダーのヘッダーに掲出され、それをクリックすると「Bing」の検索結果が表示される。祝日の意義や行事の由来などを深掘りしたい場合に役立つだろう。

天気予報や「パブリック イベント」が表示される新しいカレンダー
祝日には、それにちなんだイラストがカレンダーのヘッダーに掲出される
祝日のイラストをクリックすると、「Bing」の検索結果が表示される

 ちなみに、天気予報や「パブリック イベント」、祝日のイラストなどは「設定」アプリの[時刻と言語]-[日付と時刻]ページに新設される[予定表のイベント]セクションで個別にON/OFFが可能だ。

 サポート終了間近のWindows 10でこのような新機能が導入されるのはちょっと意外だが、なかなか楽しく、実用的な改善だ。それに比べると、Windows 11のタスクバーカレンダーは無味乾燥で、機能も貧弱に思われる。「Calendar Flyout」などのサードパーティーアプリを活用する手もあるが、できればWindows 11にも同様のアップデートを期待したいところだ。