やじうまの杜

Windows 11の残念なタスクバーカレンダー、ようやく改善へ? ~「Ignite 2025」で発表

12月にも新デザインがプレビュー開始

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Windows 11の残念なカレンダーフライアウト

 先日開催されたMicrosoftのテクニカルカンファレンス「Ignite 2025」では、AIを中心に多くの機能・技術が新たに発表されました。しかし、その多くはAIやエンタープライズ環境に関するもので、AIに興味がなかったり、Windowsに関する発表を期待していた人にとっては肩透かしだったかもしれません。しかし、Windowsに関する身近な改善にまったく言及されなかったわけではありません。

 なかでもちょっと注目したいのが、カレンダーの改善です。Windows 11ではタスクトレイの時計をクリックすると通知センターとカレンダーフライアウトが表示されますが、このカレンダーフライアウトはかなり薄味なデザインで、見た目はともかく機能が乏しく、祝日の表示すらありません。我慢ならなかった有志がオリジナルのアプリを開発して公開してしまうほどです。

 サポート終了間近のWindows 10にさえ、リッチなカレンダー機能が投入されたにもかかわらず、Windows 11に何の改善もないのはどういうことなのでしょうか。

 しかし、ようやくMicrosoftも本腰を入れて改善に取り組む気になったようで、12月には 「Agenda」ビュー と呼ばれる新機能のプレビューが開始されるとのこと(日本語訳は日程ビュー、予定ビューになるでしょうか)。

12月にもプレビューされる「Agenda」ビュー

 このビューはタスクトレイのカレンダーとシームレスに統合されており、今後の予定が時系列順に表示されます。ここから会議へ参加したり、「Microsoft 365 Copilot」と連携することもできるそうで、1日のスケジュール管理が多少は効率化されるでしょう。

 早く試してみたいですね!