レビュー

手軽に音質改善! オープンソース・フリーのデジタル音響処理アプリ「FxSound」

コンテンツ視聴からゲーム、文字起こしまで。安いPCでも、プロ向けデバイスでも

「FxSound」v1.2.5.0

 「FxSound」は、Windows環境向けのデジタル音響処理アプリ。「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「AGPL-3.0」。現在、公式サイト「fxsound.com」から無償でダウンロードできる。

 本ソフトは、Windowsデバイスで動作する音質改善ソフト。歪みを抑えつつ音量(ボリューム)や低音を増幅(ブースト)したり、デバイスや音声圧縮アルゴリズムの制限で減衰した周波数を増幅して楽曲の再生品質を向上させたり、サラウンドサウンド(複数のスピーカーで周囲から音が聞こえるようにする技術)で映画やゲームに臨場感を与えたりできる。音声をクリアにすることで文字起こしやオンラインミーティングの効率を改善することにも使えるようだ。

コンパクトモード。タイトルバーのボタンで切り替えられる
ライト・ダークテーマにも対応しているが、テーマを切り替えると編集部環境ではメニューが正常に表示されなかったので注意

 主な機能は、以下の通り。

  • 5~10バンドのパラメトリックイコライザー、または15~31バンドのグラフィックイコライザー
  • ノーマライズ、フィルターQ(イコライザーで変化する周波数帯の幅)、左右のバランス調整などの機能
  • 6つのエフェクトで音の雰囲気を自由に調整
  • 音楽、ゲーム、映画、文字起こしなど向けにプロが設計したプリセット
  • 出力デバイスをプルダウンで切り替え
豊富なプリセット。メイン画面のプルダウンメニューやタスクトレイアイコンの右クリックメニューで切り替えが可能

 もともとは20年にわたり「DFX Audio Enhancer」として販売されていたアプリをオープンソース化しただけあり、品質は高い。ビジュアライザーを備えたユーザーインターフェイスも美しく、万人にお勧めできるアプリだ。タイトルバーの電源ボタンで手軽にON/OFFできるので、ONのときとOFFのときで音を聴き比べてみるとよいだろう。

20年にわたり販売されていた「DFX Audio Enhancer」
タイトルバーの電源ボタンで手軽にON/OFFできるので、ONのときとOFFのときで音を聴き比べてみるとよい
設定画面。ホットキーでの切り替えも可能

 なお、本ソフトはARM64にも対応しているため、「Windows on Arm」デバイスでも利用できる。Mac版の開発も計画されており、開発支援を募集中だ。

ソフトウェア情報

「FxSound」
【著作権者】
FxSound LLC
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.2.5.0(25/12/27)