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「Visual Studio Code」v1.110が公開 ~長時間・複雑なエージェントの運用に対応した2026年2月更新

「Kitty」プロトコル対応で高品質な画像もターミナルで

「Visual Studio Code」の2026年2月アップデート(v1.110)

 米Microsoftは3月5日(日本時間)、「Visual Studio Code」の2026年2月アップデート(v1.110)を正式公開した。執筆時の最新版はセキュリティ問題の修正が施されたv1.110.1。

 本バージョンにおける主な変更は、以下の通り。

  • エージェントプラグイン(Preview):スラッシュコマンド、スキル、カスタムエージェント、フック、MCPサーバーといったAIエージェント機能をまとめて提供するプラグイン
  • エージェンティックブラウザーツール(Experimental):前バージョンで導入された統合ブラウザーをエージェントから操作可能に。たとえばWebアプリの生成から検証までの作業をエージェントのみで完結できる
  • セッションメモリ:エージェントが作成したプラン(計画)をセッションメモリ(Session Memory)へ記憶し、会話を重ねても既存のプランを忘れないようにする仕組み。コンテキストウィンドウを使い果たして圧縮が起こっても、計画が維持される
  • コンテキストのコンパクト化:コンテキストウィンドウを使い果たした場合に、既存のコンテキストを圧縮してスペースを確保。手動でも圧縮をトリガーできる
  • チャットセッションのフォーク:会話履歴を引き継いで、チャットセッションを分岐できるように。分岐先の会話は元の会話に影響を与えないため、“横道に逸れ”たチャットをしたいときに役立つ
  • エージェントデバッグパネル(Preview):チャットセッションの動作状況をリストビューに表示。フック、スキル、カスタムエージェントなど、エージェントのカスタマイズ状態なども一覧できる
  • チャットのアクセシビリティ改善:スクリーンリーダーのサポートなど
  • チャットからエージェントのカスタマイズを作成:新しいスラッシュコマンドでエージェントのさまざまなカスタマイズファイルを作成。たとえば「/create-prompt」で再利用可能なプロンプトファイルを生成できる
  • 「Kitty」のグラフィックスプロトコル対応:ターミナルアプリ「Kitty」のグラフィックスプロトコルをサポートし、ターミナル内で直接、高品質な画像をレンダリングできるように
エージェントプラグイン
コンテキスト圧縮を手動でトリガー
チャットセッションのフォーク
エージェントデバッグパネル
「Kitty」のグラフィックスプロトコル対応

 一方で、「Copilot」チャットの編集モード(chat.editMode.hidden)は本バージョンをもって非推奨となった。現在は既定無効化されているが、v1.125まではユーザー側で再有効化できる。ただし、その後は削除される予定だ。

 「Visual Studio Code」は、Windows/macOS/Linuxで動作する高機能なコードエディター。現在、本ソフトの公式サイトや「ストア」アプリ(Microsoft Store)から無償でダウンロード可能。すでに利用している場合は、アプリの自動更新機能を用いてアップデートすることもできる。

ソフトウェア情報

「Visual Studio Code」Windows向け安定版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
64bit版を含むWindows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.110(26/03/05)