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「メモ帳」アプリに不正終了の不具合、PDF印刷の際は編集内容が失われないように注意

日本マイクロソフトのサポートチームが回避策を案内

同社のアナウンス

 OS同梱の「メモ帳」アプリで特定の操作を行うと、アプリがクラッシュする事象が発生しているとのこと。日本マイクロソフト(株)が5月18日、公式サポートブログで公表した。

 事象の再現手順は、以下の通り。

  1. 「メモ帳」アプリで印刷を開始([Ctrl]+[P]キー)。印刷ダイアログが表示される
  2. 印刷ダイアログでプリンターを「Microsoft Print to PDF」にセット
  3. [印刷]ボタンを押す。ファイル保存ダイアログが表示される
  4. [キャンセル]ボタンを押して、保存を中止する
  5. 「メモ帳」アプリのウィンドウが消える。未保存のドキュメントがあっても警告ダイアログは表示されない
印刷ダイアログ
ファイル保存ダイアログ

 「イベント ビューワー」のイベントログには、以下のようなクラッシュログが記録される。

ログの名前: Application
ソース: Application Error
日付: YYYY/MM/DD hh:mm:ss
イベント ID: 1000
タスクのカテゴリ: アプリケーション クラッシュ イベント
レベル: エラー
キーワード:
ユーザー: USERNAME
コンピューター: COMPUTERNAME
説明:
障害が発生しているアプリケーション名: Notepad.exe、バージョン: 11.2512.29.0、タイム スタンプ: 0x69d8addd
障害が発生したモジュール名: Microsoft.UI.Input.dll、 バージョン: 10.0.27107.1034、タイム スタンプ: 0x331dc33f
例外コード: 0xc0000409
フォールト オフセット: 0x000000000001b50e
フォールト プロセス ID:
アプリケーションのフォールトの開始時刻:
Faulting アプリケーション パス: C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.WindowsNotepad_11.2512.29.0_x64__8wekyb3d8bbwe\Notepad\Notepad.exe
Faulting モジュール パス: C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.WindowsAppRuntime.1.7_7000.785.2325.0_x64__8wekyb3d8bbwe\Microsoft.UI.Input.dll
Report Id:
Faulting パッケージの完全名: Microsoft.WindowsNotepad_11.2512.29.0_x64__8wekyb3d8bbwe
Faulting パッケージ相対アプリケーション ID: App
「イベント ビューワー」のイベントログにクラッシュログが記録される

 「メモ帳」アプリは既定で編集中の状態(セッション)を記録し、次回起動時に自動で復元するようになっているため、アプリが異常終了してもデータが失われることは基本的にない。しかし、設定や状況次第では編集中のデータが失われる可能性もある。

 同社によると、この問題は内部で利用されている「Microsoft.WindowsAppRuntime.1.7」コンポーネントが原因。「メモ帳」アプリは印刷に失敗するとエラーダイアログを表示しようとするが、このコンポーネントで例外が発生し、アプリをクラッシュさせてしまうようだ。

 開発部門はこの問題を認識しており、現在修正を進めているとのこと。間もなく修正バージョンがリリースされるものと思われる。

 それまでは印刷時にキャンセルを行わない、印刷の際はあらかじめ編集内容を保存しておくといった運用で問題を回避するとよい。