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Microsoft、2026年5月の「Windows Update」を実施 ~138件中30件は“緊急”の脆弱性

OSや「Azure」製品、「Copilot」、「Office」、「.NET」などに影響

Microsoft、2026年5月の「Windows Update」「Microsoft Update」を実施

 米Microsoftは5月12日(現地時間)、すべてのサポート中バージョンのWindowsに対し月例のセキュリティ更新プログラムをリリースした(パッチチューズデー)。現在、「Windows Update」や「Windows Update カタログ」などから入手可能。Windows以外の製品も含め、今月のパッチではCVE番号ベースで138件の脆弱性が新たに対処されている。

 このうち、深刻度が最高の「Critical」(緊急)と評価された脆弱性は、以下の30件。OSや「Azure」製品、「Copilot」、「Dynamics 365」、「Office」、「.NET」などに影響する。

  • CVE-2026-35435:Azure AI Foundry の特権昇格の脆弱性
  • CVE-2026-35428:Azure Cloud Shell のスプーフィングの脆弱性
  • CVE-2026-42826:Azure DevOps の情報漏えいの脆弱性
  • CVE-2026-32207:Azure Machine Learning Notebook のスプーフィングの脆弱性
  • CVE-2026-33109:Azure Managed Instance for Apache Cassandra のリモートでコードが実行される脆弱性
  • CVE-2026-33844:Azure Managed Instance for Apache Cassandra のリモートでコードが実行される脆弱性
  • CVE-2026-41105:Azure Monitor のアクション グループの通知システムの特権昇格の脆弱性
  • CVE-2026-33111:Copilot Chat (Microsoft Edge) の情報漏えいの脆弱性
  • CVE-2026-26129:M365 Copilot の情報漏えいの脆弱性
  • CVE-2026-26164:M365 Copilot の情報漏えいの脆弱性
  • CVE-2026-33821:Microsoft Dynamics 365 Customer Insights の特権昇格の脆弱性
  • CVE-2026-42898:Microsoft Dynamics 365 オンプレミスのリモートでコードが実行される脆弱性
  • CVE-2026-40379:Microsoft Enterprise セキュリティ トークン サービス (ESTS) のスプーフィングの脆弱性
  • CVE-2026-40363:Microsoft Office のリモート コードが実行される脆弱性
  • CVE-2026-40358:Microsoft Office のリモート コードが実行される脆弱性
  • CVE-2026-34327:Microsoft パートナー センターのスプーフィングの脆弱性
  • CVE-2026-40365:Microsoft SharePoint Server のリモートでコードが実行される脆弱性
  • CVE-2026-41103:Jira と Confluence 用の Microsoft SSO プラグインの特権昇格の脆弱性
  • CVE-2026-33823:Microsoft Teams のイベント ポータルの報漏えいの脆弱性
  • CVE-2026-40364:Microsoft Word のリモートでコードが実行される脆弱性
  • CVE-2026-40366:Microsoft Word のリモートでコードが実行される脆弱性
  • CVE-2026-40361:Microsoft Word のリモートでコードが実行される脆弱性
  • CVE-2026-40367:Microsoft Word のリモートでコードが実行される脆弱性
  • CVE-2026-42831:Microsoft Office のリモート コードが実行される脆弱性
  • CVE-2026-41096:Windows DNS クライアントのリモートでコードが実行される脆弱性
  • CVE-2026-35421:Windows GDI のリモートでコードが実行される脆弱性
  • CVE-2026-40403:Windows グラフィックス コンポーネントのリモートでコードが実行される脆弱性
  • CVE-2026-40402:Windows Hyper-V の特権の昇格の脆弱性
  • CVE-2026-32161:Windows ネイティブ WiFi ミニポート ドライバーのリモートでコードが実行される脆弱性

Windows 10/11およびWindows Server 2016/2019/2022

 最大深刻度は「緊急」(リモートでコードが実行される)。

 「Windows 11 バージョン 25H2」におけるハイライトは以下の通り。

ゲーム専用モード「Xbox モード」
「エクスプローラー」の強化。展開できるファイル拡充、プレビューブロックの強制解除など
OSの再起動なしにON/OFFできる「スマート アプリ コントロール」(Smart App Control:SAC)
「ドラッグトレイ」(drag tray)|n@@は「ドロップトレイ」(drop tray)に
「Windows 保護印刷モード」を示す新しいプリンターアイコン
AIエージェントの進捗をWindowsのタスクバーでチェックできる「Agents on Taskbar」

 なお、「バージョン 25H2」のOSコアは「バージョン 24H2」と共通で、パッチの内容も同じだ。そのため、これらの改善は「バージョン 24H2」環境でも享受できる。

 ただし、Home/Proエディションの「バージョン 24H2」はサービス終了まであと3カ月を切っている。そろそろ「バージョン 25H2」への移行を検討したい。

 また、「Windows 10 バージョン 22H2」はすでに一般向けのサポートが終了しており、「拡張セキュリティ更新プログラム」(Extended Security Update:ESU)に登録しないとセキュリティパッチを受け取れない点には注意。

Microsoft Office関連のソフトウェア

 「Microsoft Office」関連のセキュリティ修正に関しては、以下のドキュメントを参照のこと。

 「Office」と「Word」で、深刻度「Critical」と評価された脆弱性の修正が行われているので、できるだけ早い対処を心掛けたい。

Microsoft Edge

 「Microsoft Edge」は、「パッチチューズデー」とは関係なくアップデートされている。直近のセキュリティ修正は、米国時間5月7日にリリースされたv148.0.3967.54。

 「Edge」内蔵のAI機能「Copilot Chat」で、深刻度「緊急」の脆弱性「CVE-2026-33111」(情報漏えい)が修正されている点にも注意。

Microsoft Visual Studio

 「Microsoft Visual Studio」では、2件の脆弱性が修正された。

 以下のバージョンでセキュリティアップデートが提供中。

  • 「Microsoft Visual Studio 2026」v18.5
  • 「Microsoft Visual Studio 2022」v17.14
  • 「Microsoft Visual Studio 2022」v17.12
  • 「Microsoft Visual Studio 2019」v16.11
  • 「Microsoft Visual Studio 2017」v15.9

Microsoft SQL Server

 「Microsoft SQL Server」関連では、1件の脆弱性が修正された。

  • CVE-2026-40370(重要:リモートでコードが実行される)

Microsoft SharePoint

 「Microsoft SharePoint」関連では、7件の脆弱性が修正されている。

  • CVE-2026-40365(緊急:リモートでコードが実行される)
  • CVE-2026-40367(緊急:リモートでコードが実行される)
  • CVE-2026-33110(重要:リモートでコードが実行される)
  • CVE-2026-33112(重要:リモートでコードが実行される)
  • CVE-2026-35439(重要:リモートでコードが実行される)
  • CVE-2026-40357(重要:リモートでコードが実行される)
  • CVE-2026-40368(重要:リモートでコードが実行される)

 深刻度が「緊急」と評価された脆弱性が含まれているので、警戒が必要だ。

Microsoft Dynamics 365

 「Microsoft Dynamics 365」でも、以下の2件の脆弱性が修正された。深刻度が「緊急」と評価された脆弱性が含まれている。

  • CVE-2026-42898(緊急:リモートでコードが実行される)
  • CVE-2026-42833(重要:リモートでコードが実行される)

Microsoft .NET Framework/.NET

 「Microsoft .NET Framework」「.NET」関連のセキュリティ修正に関しては、公式ブログを参照のこと。CVE番号ベースで4件の修正がアナウンスされている。

そのほかの製品

 そのほかにも、以下の製品に対しセキュリティアップデートが提供中だ。括弧内は最大深刻度。

  • Windows Admin Center in Azure Portal:1件(重要)
  • Windows Admin Center:1件(重要)
  • Visual Studio Code - Live Preview extension:1件(重要)
  • Visual Studio Code:4件(重要)
  • Power Automate for Desktop:1件(重要)
  • Microsoft Teams for Android:1件(重要)
  • Microsoft Teams:1件(緊急)
  • Microsoft Partner Center:1件(緊急)
  • Microsoft JIRA SAML SSO plugin:1件(緊急)
  • Microsoft Enterprise Security Token Service:1件(緊急)
  • Microsoft Data Formulator:1件(重要)
  • Microsoft Confluence SAML SSO plugin:1件(緊急)
  • Microsoft 365 Copilot's Business Chat:2件(緊急)
  • Microsoft 365 Copilot for Android:1件(重要)
  • M365 Copilot for Desktop:1件(重要)
  • Dynamics 365 Customer Insights:1件(緊急)
  • Copilot Chat:1件(緊急)
  • Azure SDK for Java:1件(重要)
  • Azure Monitor Agent Metrics Extension:1件(重要)
  • Azure Monitor Agent:1件(重要)
  • Azure Monitor Action Group notification system:1件(重要)
  • Azure Managed Instance for Apache Cassandra:1件(重要)
  • Azure Machine Learning:2件(緊急)
  • Azure Logic Apps:1件(重要)
  • Azure DevOps:1件(緊急)
  • Azure Connected Machine Agent:1件(重要)
  • Azure Cloud Shell:1件(緊急)
  • Azure AI Foundry:1件(緊急)