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「Excel」のAI機能「アプリスキル」は廃止、「Copilot Chat」と「エージェントモード」に統合

重複を排してシンプルなユーザーインターフェイスに

「Microsoft Excel」の「アプリスキル」は廃止

 米Microsoftは2月24日(現地時間)、デスクトップ版「Microsoft Excel」アプリの改善を発表した。「アプリスキル」を廃止して、「Copilot Chat」と「エージェントモード」(Agent Mode)に統合するとのこと。

 「アプリスキル」(App Skills)は、「Excel」組み込みの生成AI「Copilot」(Excel in Copilot)に搭載されていた機能。チャット画面で提案されるプロンプトを選択するだけで、データのインポート・エクスポートや強調表示、並べ替え、フィルター、分析、数式の解説などを簡単に行うことができた。

 しかし、より高機能な「エージェントモード」の登場により、「アプリスキル」の必要性は低下している。また、「エージェントモード」は「Copilot Chat」のチャット画面から簡単に有効化できるのに対し、「アプリスキル」は「Copilot Chat」と排他的で、リボンの[Copilot]アイコンをクリックすると現れるメニューでいずれかを選択する必要があった。似たような機能へアクセスする方法が複数あるのはわかりにくいため、今回、機能が整理されることになったわけだ。

 今後はリボンの[Copilot]アイコンをクリックしても、現れるのは「Copilot Chat」サイドパネルだけだ。データの解釈や検索といった編集を伴わない作業は、そのまま「Copilot Chat」が担当する。スプレッドシートの編集や複数のステップにわたる複雑なタスクを任せたい場合は、「エージェントモード」に切り替えて利用するという流れになるだろう。

 なお、この変更は2026年2月下旬までに完了する見込み。当面の間「アプリスキル」関連のユーザーインターフェイスが「Excel」に残ることがあるが、利用してもエラーメッセージが表示される。

 また、「アプリスキル」で提供されていた一部の機能(「Python in Excel」を用いた高度な分析オプションなど)はまだ統合されていない。しかし廃止されるわけではないようで、いずれ「Copilot Chat」「エージェントモード」でも利用可能になるとのこと。