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「Microsoft 365 Copilot」のエージェント機能がさらに強化、音声チャットで過去の会話や未読メールの要約も

「Microsoft 365 Copilot」の2026年1月更新、「Copilot Notebook」「Copilot in Excel/PowerPoint」も強化

同社のアナウンス

 米Microsoftは1月30日(現地時間)、「Microsoft 365 Copilot」の2026年1月アップデートの内容を発表した。ユーザー向けのおもなアップデートは、以下の通り。

「Word」、「Excel」、「PowerPoint」のエージェントモード

 ユーザー向けの目玉は、「Word」、「Excel」、「PowerPoint」に搭載されたエージェントモード(Agent Mode)だ。1対1で対話するチャットモードと異なり、複数のステップにわたる複雑なタスクを任せることが可能で、質問に対する答えだけでなく、実際にファイルを生成・編集して成果を示してくれる。

「Word」、「Excel」、「PowerPoint」のエージェントモード

 「Microsoft 365 Copilot」ライセンスをもたない「Copilot Chat」ユーザーの場合、Web版の「Word」、「Excel」、「PowerPoint」でエージェントモードが2月にも展開される。

 「Microsoft 365 Copilot」ライセンスをもつユーザー向けには、「Excel」のエージェントモードが昨年12月にWebで展開済み。さらに今年1月よりデスクトップでも展開される。同じく「Word」のエージェントモードは11月に展開済み。「PowerPoint」のエージェントモードは2月にWebで提供される。

音声と自然言語

 次に、「Copilot」アプリの音声チャットが「メモリ」を参照するようになる。つまり、過去の会話をもとにした応答が可能となり、よりパーソナライズされた返答を行うようになる。

 「Outlook」では、モバイル版で音声体験が強化され、未読メールの要約、返信の下書き作成、ハンズフリーのメール処理(削除、アーカイブ、ピン留め、フラグ付け)といった機能が提供される。この機能は1月にiOSで、2月にはAndroidでも展開される予定。

 また、メールに関する質問を「Copilot」にした際、返答の根拠となるメールを示すグラウンディング(根拠づけ)も暗黙的に行われるようになる。この機能は12月に導入済み。

 そのほかにも、「Microsoft 365 Copilot」アプリから直接メールのトリアージ(整理)を行う機能が12月から提供中。たとえば「マネージャーからの未読メールをすべてフラグ付けする」や「(プロジェクト名)に関連するすべてのメールをアーカイブする」といった依頼が可能だ。自然言語での自動返信もサポートされており、わざわざ設定画面へアクセスしなくても、たとえば「来週の金曜日の自動返信を設定する」といったプロンプト(指令文)で自動返信を有効化できる。

「Microsoft 365 Copilot」アプリから直接メールのトリアージ

Copilot Notebook

 AIノートブック「Copilot Notebook」では、エージェントのグラウンディングがサポートされる。エージェントがノートブックの内容を参照しながら作業を行うようになるため、より業務の文脈に即した、一貫性のある結果が得られる。この機能は2月に導入される予定。

「Copilot Notebook」

「Copilot in Excel」

 「Excel」のAI機能「Copilot in Excel」は、これまでクラウド(OneDrive/SharePoint)に保存されたワークブックでしか機能しなかったが、2月からはローカルのワークブックでも利用できるようになる。

 ワークブックがどこに保存されているかにかかわらず、「Copilot」機能が利用できるようになるわけだ。

「Copilot in PowerPoint」

 一方、「PowerPoint」では閲覧専用モードで「Copilot」がサポートされる(1月より)。要約や質問といった読み取り専用でも利用できるタスクしか行えないが、どのモードでも「Copilot」が利用できるようになるのはうれしい。

 そのほかにも、スライドをAIで生成する際に企業のブランド資産(ロゴなど)を自動で利用する機能などが導入される。