やじうまの杜

全人類にお勧めしたい「エクスプローラー」のカスタマイズ! フォルダーサイズも確認可能に

最強の検索アプリ「Everything」とカスタマイズツール「Windhawk」を組み合わせ

 「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

「エクスプローラー」のリストビューでフォルダーにもサイズが表示されるようにしたい

 「エクスプローラー」のリストビューでフォルダーにサイズも一緒に表示されたらなぁ……と思う人は少なくないと思います。



 そういうニーズは昔からあって、「Folder Size」をはじめとするユーティリティがいくつか開発されていますが、やはり、はじめからちゃんと「エクスプローラー」に統合されていてほしいですよね。サードパーティー製のファイラー「Files」などを使うという手もありますが、パフォーマンスに悪影響が出るため、既定では無効化されていることが多いようです。

「Files」などのサードパーティー製ファイラーを使うという手はあるが……

 しかし、識者によると検索アプリ「Everything」とシステムカスタマイズツール「Windhawk」を組み合わせるという方法があるとのこと。ちょっとややこしそうですが、どちらもタダなので、試してみる価値はあるでしょう。実際に試してみましたので、ぜひ参考にしてください。

超高速ファイル検索ツール「Everything」をインストールする

 まずは「Everything」をインストールします。執筆時現在の最新版は、今年6月にリリースされたv1.4.1.1028です(アルファ版のv1.5系統を入れたほうが速いそうですが、今回は安定性重視で)。

 セットアップの際のオプションは、既定のままでよいようです。インストーラーの[次へ]ボタンを押して、プロセスを進めてください。

インストーラーにはさまざまなオプションがありますが、既定のままで大丈夫です。

 「Everything」のセットアップが完了したら、起動して[ツール]ー[オプション]ダイアログを開きます。

[ツール]ー[オプション]ダイアログを開く

 [ツール]ー[オプション]ダイアログでは、[ファイルサイズ]と[フォルダサイズ]という2つのオプションにチェックが入っていることを確かめてください。後者は既定で無効になっていると思うので、自分でチェックボックスをONにする必要があります。

[ファイルサイズ]と[フォルダサイズ]という2つのオプションにチェック

 これで「Everything」側の設定は完了です。「Everything」は終了せず、起動したままにしておいてください。

ゲームみたいに「Mod」を追加してシステムをカスタマイズできる「Windhawk」

 続いて、「Windhawk」をインストールします。執筆時現在の最新版は、v1.61で、公式サイト「windhawk.net」から無償でダウンロードできます。「Everything」と同様、インストーラーのオプションは既定のままでいいです。

「Windhawk」をインストール。オプションは既定のままで

 「Windhawk」を起動したら、「Better file sizes in Explorer details」というMod(カスタムファイル)を追加します。検索ボックスに『explorer-details-better-file-sizes』と入力すれば現れるはず。

検索ボックスに『explorer-details-better-file-sizes』と入力

 Modをインストールすると、ライブラリからC++コードがダウンロードされ、デバイス上でコンパイルされたうえで追加されます。

Modをインストール

 あとは、Modの詳細画面にある[設定]タブを開き、下のほうにスクロールして、「Show folder sizes」というオプションを[Enabled via "Everything" integration](「Everything」統合で有効にする)に切り替えます。

オプションを[Enabled via "Everything" integration]に切り替え

 しばらく待つとModが有効化され(デスクトップ右下にログウィンドウが表示されたり、システム全体がちょっと重くなったりしますが、放置で!)、「エクスプローラー」リストビューでフォルダーにもサイズが表示されるようになります。

「エクスプローラー」リストビューでフォルダーにもサイズが表示されるように(再掲)

 「Everything」がなくてもModだけで実現することもできるようですが、パフォーマンス上の理由で「Everything」統合をやっておくことをお勧めします。