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OSをModでカスタムするフリーツール「Windhawk」がARM64へネイティブ対応

「VirtualBox」やゲームとの競合を避けるための機能も追加

「Windhawk」がARM64へネイティブ対応

 システムカスタマイズツール「Windhawk」が4月30日、v1.6へとアップデートされた。本バージョンでは、待望のARM64サポートが行われている。

 「Windhawk」は、最近のゲームによくみられる改造プログラム(Mod)の仕組みにインスパイアされて生まれたシステムカスタマイズツール。「GitHub」でソースコードとして公開されているModのカタログから好みのものをダウンロードし、オンデマンドでコンパイルしてシステムに適用できる。事前にソースコードをチェックして内容を確かめられる透明性の高さと、ModのON/OFFで簡単にカスタマイズを有効・無効化できる手軽さが売りだ。

 v1.6では、ユーザーからもっとも要望の多かった改善の1つ、ARM64へのネイティブ対応が実現された。x86/x64プログラムのカスタマイズにはいくつかの制限があるほか、一部のModは多少の手直しが必要になる可能性があるが、ネイティブ対応によるパフォーマンスや安定性の向上、バッテリー効率の改善といったメリットが得られる。

 そのほかにも、既定のプロセス除外ルールがいくつか追加された。「Windhawk」は一部バージョンの「VirtualBox」やゲームと互換性がないことが知られており、そうしたプロセスとコンフリクトが起らないようにするための措置だ。