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音楽CDをPCでリッピングする際に注意、「Windows メディア プレーヤー」の並行再生でトラブル

音の途切れや機械音など、「Windows Media Player Legacy」との併用で回避可能

日本マイクロソフト(株)の公式サポートブログ

 OS標準搭載の「Windows メディア プレーヤー」でリッピング(CDの取り込み)を行っている最中にオーディオCDを再生しようとすると、CDが正しく再生されないことがあるとのこと。日本マイクロソフト(株)のサポートチームが8月3日、公式サポートブログで明らかにした。

OS標準搭載の「Windows メディア プレーヤー」

 「Windows メディア プレーヤー」はオーディオCDを再生する際、データを先読みしてバッファーへ貯めておくことで、CDへ一時的にアクセスできなくなっても途切れなくオーディオを再生できるようになっている。しかし、リッピングの際はアプリの仕様上、このバッファリングが想定通り行われないことがあるという。同社によると、再生中のオーディオの音が途切れたり、一部分の再生が繰り返されたり、機械音が再生されたりする事象が報告されているようだ。

 同社はこの問題を把握しており、現在修正に向けて取り組んでいるとのこと。

 当座の対策としては、CDのリッピングが完了してからオーディオCDを再生するのが有効だ。また、旧バージョンの「Windows Media Player Legacy」ではこの問題が発生しないため、「Windows メディア プレーヤー」でCDのリッピングを行いながら「Windows Media Player Legacy」でCDを再生するなど、新旧バージョンを併用するという手もある。

 「Windows Media Player Legacy」には、[スタート]画面などで検索するとアクセスできる。

[スタート]画面などで検索すると「Windows Media Player Legacy」にアクセスできる