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Windows 11版「メディア プレーヤー」のライブラリが強化、動画の明るさ・コントラストも調整可能に

「Windows 11 Insider Program」のDevチャネルでテスト中

Windows 11向けの新しい「Windows メディアプレイヤー」アプリ

 米Microsoftは4月13日(現地時間)、Windows 11向けの新しい「Windows メディア プレーヤー」アプリをアップデートしたと発表した。「Windows 11 Insider Program」のDevチャネル参加ユーザーに対し、v11.2203.30.0の展開が開始されている。

 本バージョンでは、コレクション機能を強化。アーティストページでアルバムをグリッド表示するビューとすべての曲を一覧するリストビューを切り替えられるようになった。アルバムやアーティスト、ビデオ、プレイリストのグリッドアイテムには「クイックアクション」が追加され、選択や再生が簡単に行える。

アルバムをグリッド表示するビュー
すべての曲を一覧するリストビュー
グリッドアイテムにマウスホバーすると現れる「クイックアクション」

 さらに、再生ビューに[ビデオの機能強化](Video enhancements)というダイアログが追加され、明るさやコントラストをスライダーで調整できるようになった。詳細オプションを有効化すると、彩度や色合いも調節できる。

[ビデオの機能強化]メニュー
明るさやコントラストをスライダーで調整
詳細オプションを有効化すると彩度や色合いも調節できる

 そのほかにも、非常に大きな音楽ライブラリでも軽快に動作するよう、パフォーマンスの向上にも引き続き取り組んでいるとのこと。

 Windows 11版「メディア プレイヤー」アプリは、「Groove ミュージック」アプリの後継。「Groove ミュージック」はもともと同社の音楽サービス「Groove Music Pass」のクライアントアプリという性格が濃かったが、新しいアプリは動画や音楽といったローカルのマルチメディアコンテンツを楽しむことに特化されている。アルバムアートやアーティストの画像がふんだんに用いたリッチなデザインが特徴で、アクセシビリティにも注力されており、ハンディキャップを抱えたユーザーのためにキーボードショートカットやアクセスキーのサポートも強化された。