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Windows 11のタスクバーをデスクトップ上部に配置できるカスタマイズツールが登場

システムカスタマイズツール「Windhawk」のMod「Taskbar on top for Windows 11」

「Taskbar on top for Windows 11」v1.0.1。Windows 11のタスクバーをデスクトップの上部に配置できる

 システムカスタマイズツール「Windhawk」の新しいMod「Taskbar on top for Windows 11」が、10月4日に公開された。Windows 11のタスクバーをデスクトップの上部に配置できる待望のカスタマイズツールだ。

 「Windhawk」は、最近のゲームによくみられる改造プログラム(Mod)の仕組みにインスパイアされて生まれたシステムカスタマイズツール。「GitHub」でソースコードとして公開されているModカタログから好みのものをダウンロードし、オンデマンドでコンパイルしてシステムに適用できる。事前にソースコードをチェックして内容を確かめられる透明性の高さと、ModのON/OFFで簡単にカスタマイズを有効・無効化できる手軽さが売りだ。すでに多くのModが用意されており、Windows 11では本来できない縦置きのタスクバーも簡単に行えるが、タスクバーをデスクトップ上部に配置するModはまだなかった。

 「Taskbar on top for Windows 11」はインストールするだけで機能し、初期設定でタスクバーがデスクトップ上部に表示されるようになる。マルチモニター環境での利用も考慮されているようで、セカンダリモニターのタスクバーもデスクトップの上部または下部へ配置できる。

基本的にインストールするだけで機能する
シンボルのダウンロードなどが必要となるので、しばらく待とう

 元の状態へ戻したい場合は、Modを無効化するか、アンインストールすればよい。もし「エクスプローラー」の調子が悪くなったら、プロセスまたはOSを再起動するとよいだろう。

 なお、編集部で試用したところ、タスクバーの上に隙間ができる問題があった。また、タブレットデバイス向けの細いタスクバーのことは考慮されていないなど、まだ荒削りなところが残されているようだ。問題を見つけたら積極的にフィードバックして、改善に協力したい。

編集部環境では、タスクバーの上に隙間ができる。タブレットデバイス向けの細いタスクバーの存在も考慮されていないようだ