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システムカスタマイズツール「Windhawk 1.7」がWindowsからUACブロックされる問題から復活
Modは事前コンパイル済みのものを利用するのが既定に、細部の改善も
2025年12月9日 16:02
システムカスタマイズツール「Windhawk」が12月6日(日本時間)、v1.7へとアップデートされた。事前にコンパイルされたModのインストール、Modのバージョン選択、テキストモードのMod設定といった新要素が導入されている。
「Windhawk」は、最近のゲームによくみられる改造プログラム(Mod)の仕組みにインスパイアされて生まれたシステムカスタマイズツール。「GitHub」で公開されているさまざまなModをダウンロード・インストールするだけで、Windowsをカスタマイズできる。元に戻したければ、Modを削除するか無効化すればよい。
従来の「Windhawk」はModのソースコード(C++)をダウンロードし、それをローカルでコンパイルする仕組みだった。これはModに悪意あるコードが含まれていないかを事前に確認できるという利点がある。しかし、今後は「GitHub」上で事前にコンパイルし、そのバイナリをダウンロード・インストールする方法が既定になるとのこと。ファイル転送に改竄がないのであれば、この方式でも十分に透明性は保てるという判断のようだ。
この機能は設定画面で無効化することも可能(既定は有効)。Modのソースコードも、「Windhawk」のModページでこれまで通りチェックできる。もし最新のModに問題があれば、[インストール]ボタン横のプルダウンから旧バージョンを選択することもできる。
そのほかにも、Modの設定ページが改善。ボタンやトグルスイッチで設定を変更できるビジュアルモードに加え、設定ファイルをそのまま表示するテキストモードが追加された。設定ファイルの編集に慣れているユーザーであれば、テキストモードの方が便利だろう。コピー&ペーストで設定をバックアップするのも簡単だ。

「Windhawk」は「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「GPL-3.0」。現在、リリースページから無償でダウンロードできる。執筆時現在の最新版は、9日にリリースされたv1.7.3。
なお、「Windhawk 1.6.1」でインストールがUACによってブロックされてしまう問題は解決されているとのこと。これはシステムにリスクをもたらすアプリとして、Microsoftに電子署名の信頼を取り消されてしまったことが原因。「Windhawk 1.7」では別のベンダーからデジタル署名を購入して問題を回避しているという。今回、事前コンパイル済みのModが既定となったのも、この問題が影響しているのかもしれない。
ソフトウェア情報
- 「Windhawk」
- 【著作権者】
- Ramen Software
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.7.3(25/12/09)




















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