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Windows 10製品サポート終了の日まで、あと1年…… 「Microsoft Office」2016/2019も

Windows 11へアップグレードできないデバイスは買い替えの検討を

Windows 10製品サポート終了まであと1年

 太平洋標準時2025年10月14日、Windows 10の製品サポートが終了する。日本時間では10月15日となる見込みだ。製品サポート終了を迎えると、法人向けの有償サポートを購入している場合を除き、以降はセキュリティ更新プログラムの提供を含むすべてのサービスが打ち切られる。

 対象となるのは以下のエディション。

  • Windows 10 Education
  • Windows 10 Enterprise
  • Windows 10 Home
  • Windows 10 Pro
  • Windows 10 IoT Enterprise

 Windows 10が正式リリースされたのは2015年7月29日(米国時間)。これまで実に9年以上、一線のOSとして活躍してきたWindows 10だが、そろそろ設計の古さが目立ってきた。一部のセキュリティ関連機能はWindows 11から移植されたWindows 10だが、マイカ効果、角丸のウィンドウといったデザインや、エクスプローラーのタブ機能や整理された右クリックメニューといった日常の作業効率を上げる機能は搭載されていない。

 タスクバーのデザインが大きく変更され、移行した際、ユーザーエクスペリエンスへの影響が懸念されたWindows 11だが、スタートボタンやタスクボタンを左詰めにする設定が追加されたほか、タスクバーの位置を縦や上部にできるツールも登場し、操作への影響は少なくなった。Windows 10からアップデートをためらう理由は着実に減少している。

 そもそもデバイスがアップグレードに対応していないユーザーも多いと思うが、サポート終了の日は確実にやってくるので、今から買い替えに向けて準備をしておくしかない。今後はAI対応のCopilot+ PCも選択肢が広がり、新しいPC体験が身近になる。サポート終了を良い機会ととらえて、準備をしておこう。

 加えて、太平洋標準時2025年10月14日には、「Microsoft Office 2016」と「Microsoft Office 2019」も延長サポートの終了を迎える。こちらも「Microsoft 365」や「Microsoft Office 2024」への乗り換え準備を検討してほしい。

「Microsoft Office 2016」と「Microsoft Office 2019」もサポート終了