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Microsoft、Arm版Windowsのゲーム環境を改善、PC Game Passなどのゲームにも対応

ダウンロードとローカルプレイに対応した「Xbox」アプリをInsider向けに公開

 米Microsoftは8月13日(現地時間)、Arm版Windowsの「Xbox」アプリを改善、Windows Insider Program参加者向けにダウンロードとローカルプレイが可能になるアップデートを提供すると発表した。

 x64版Windowsの「Xbox」アプリでは、さまざまなゲームをダウンロードしてローカルで実行できるが、Arm版Windowsの「Xbox」アプリでは、現時点ではクラウドゲーミングサービスの「Xbox Cloud Gaming」のみ提供されている。

 今回のアップデートにより、Arm版Windowsの「Xbox」アプリでも、さまざまなゲームをダウンロードしてローカルで実行可能となる。対応するゲームは、PC Game PassやGame Pass Ultimateのサブスクリプションサービスに対応するタイトルを含む、Arm版Windows 11で動作するもの。同社はArm版Windowsでより多くのゲームをプレイできるようにする新機能を、今後数カ月で開発するとしている。

 今回のアップデートは、Windows Insider Program参加者向けとされており、さらに、「Arm版Windows 11を搭載したPCを所有している」「Xbox Insider Hubから参加できるPC Gaming Previewに参加している」ことが条件。現時点では、一般ユーザーへの展開時期などは公表されていない。

 現時点でも多くのゲームがArm版Windowsで動作する状態になっているが、同社はさらに互換性を高めるとともに利用環境も改善し、Arm版WindowsとPCゲームの親和性をさらに高めていく姿勢を示した形だ。

現時点ではArm版Windows「Xbox」アプリには、クラウドゲーミングの項目しかない。今後はx64版と同じく、ダウンロードとローカルプレイにも対応が始まる